「わしは東の方、昇ってくる太陽に向かい、本当の白いきょうだいがやってきてホピを浄化してくれることを、いつまでも祈り続ける」

1998年頃だったと思う。ある女性から突然電話がかかってきて御茶ノ水の山の上ホテルで会うことになった。その女性はホピ族と日本を繋げる活動をしていた。

「石庭の新城定吉先生からお会いするように言われました。ホピ族のスポークスマンが宮古島を訪れるので、同席してほしい」。

その時まで、ホピについては全く知らなかった。世界の破滅を救う預言を守っていることをその女性から教わった。「ホピ族は、白い兄弟を探している。その候補として宮古島の新城翁ともう一人沖縄在住の女性を訪ねる」と。その際にいただいた本(写真)に冒頭のフレーズが記されている。

 指定された日、東京から宮古島へ向かった。石庭には、ホピ族のファイヤ・クラン(火の一族)の長老とその女性、私ともう一人宮古島在住の男性、新城翁を合わせて5人がいた。長い時間、女性の通訳で新城翁とホピの長老が話し込んでいたのを側で聞いていたが、27年前のことなので内容はほとんど覚えていない。

個人的に印象的だったのは、帰り際、長老が私の胸にしばらく手を当ててくれた時の手の温もり。強力なのにすごく自然なバイブレーションで、心地よい暖かさに全身が包まれたことを覚えている。なぜ胸に手を当ててくれたのか理由はわからない。私の身体にどこか悪いところがあってヒーリングしてくれたのかもしれない。文明に毒されていない純粋なエネルギーは清らかだった!

●後に聞いたところによると、その時の沖縄訪問では白い兄弟は見つからなかった。きっと見つけるものではなく、本に書いてある予言通りに「ホピの元にやってくる」のだろうと思う。世界が破滅寸前の時に、白い兄は現れる。その時は近づいているのではないだろうか。

※伝説の「兄弟」は、ホピのいくつかの部族のうちのサン・クラン(太陽族)の母親を持つと伝えられている。兄は「マーサウ(グレイトスピリット)」を探すために陽の昇る方向へ旅立った。「必ず戻ってくる」と言い残して。太陽族ゆえに日の丸を戴く日本が「白い兄」が向かった土地だと解釈されている。救世主が日本から現れると言われるのはこのためである。救世主が個人を指すものなのかどうか、日本民族全体が白い兄なのかもしれない。琉球民族はアメリカ原住民族と同族であろうから、確かに兄弟ではあると思う。 

 

この動画に登場する上地ヒロタさん、ホピのメッセンジャーの役割を引き継いでいることを明らかにしている。彼が「白い兄」なのか、彼の元に「白い兄」がやってくるのか? いずれの場合でも世界の破滅の予言は最悪の事態を免れることになる。大難が小難になる。