昨晩、Amazon Prime で、映画『オスカー・ピーターソン』が
公開されているのを見つけ、観てみました。
オスカー・ピーターソンが如何に音楽的天才であり、
カナダの英雄であったかを、彼の生涯の時代背景と合わせて描いた
ドキュメンタリー映画です。
原題にあるとおり、黒人差別の実態についても
当時の状況を詳しく伝えています。
そして、なんといってもあのビリー・ジョエルが登場して、
オスカー・ピーターソンを「神」と讃えるのをはじめ、
クインシー・ジョーンズやラムゼイ・ルイス、ハービー・ハンコック、
ブランフォード・マルサリスなど錚々たるジャズメンたちが
それぞれに彼の音楽を讃えるコメントを寄せているので、
ジャズ・ファンにはたまらない内容になっています。
オスカー・ピーターソンのスウィングの秘密や、
伴奏に回った時の、変幻自在に主役を引き立てる、
繊細なプレイ技法などが紹介されていて、
改めてその豊かな才能に感心させられました。
超絶技巧ゆえに音数が多いので、最近は敬遠して
あまり聴かなかったのですが、
また聴き直してみようと思いました (^ ^♪
『オスカー・ピーターソン』[2020年/カナダ/83分]
監督:バリー・アヴィリッチ
出演:ビリー・ジョエル、クインシー・ジョーンズ、ラムゼイ・ルイス、
ハービー・ハンコック、ブランフォード・マルサリス、
ジョン・バティステ、ケリー・ピーターソン(妻) 他