しばらく更新をサボっていましたが、
今日、久しぶりに映画を見に行ったので記事にしてみます。
今年は還暦になったので、映画をシニア料金で観られることに気づき、
ちょうど封切りになったばかりの話題の映画、
『パーフェクトデイズ』を観て来ました。
役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞を獲ったというので
注目されていますが、まさにその役所さんが
東京渋谷の公園の、公衆トイレの清掃員を演じているというので
とても興味がそそられていました。
映画のタイトルに深い意味が込められています。
毎日繰り返される日常の中にも
確かな幸せを感じて生きていく主人公の「生き方」に、
凄く感銘を受けます。
そしてほとんどセリフがない中で、豊かな表情や細かい所作で
主人公の心象を表現している役所広司さんの演技の自然さに
心が打たれます。
映画では60〜70年代の音楽が効果的に使われています。
一部を紹介すると次のとおり。(Wikipediaから引用)
- 「朝日のあたる家」(The House of the Rising Sun)
- ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「Pale Blue Eyes」
- オーティス・レディング「ドック・オブ・ベイ」((Sittin' On) The Dock of the Bay)
- ルー・リード「パーフェクト・デイ」(Perfect Day)
- パティ・スミス「Redondo Beach」
- ローリング・ストーンズ「めざめぬ街」((Walkin' Thru The) Sleepy City)
- 金延幸子「青い魚」
- ヴァン・モリソン「ブラウン・アイド・ガール」(Brown Eyed Girl)
- キンクス「サニー・アフタヌーン」(Sunny Afternoon)
- ニーナ・シモン「Feeling Good」
表情と音楽で綴られていく物語。役者が多くを語らないために
観る者の想像力に委ねる部分が多い作品で、
自分の人生に照らして何かと感じるところが多く、
とても満足度の高い映画でした (^ ^♪