風景印は、主に集配局には概ね配備されていて、無集配局には一部配備という状況で、例えば市内・区内の無集配局で風景印が一切配備されて無くても集配局まで行けば風景印があるケースがほとんどなのですが、集配局での廃止事例は珍しいです。

 

 

  風景印とは

風景印とは字の如く、郵便局周囲や入居するビルなどが直径36mmの円内に描かれた消印です。

消印ですが、一部の特設ポストを除き自ら郵便窓口で希望しないと押印してもらえません。

そのため、郵趣愛好家以外にはあまり知られておらず、SNSが一般的でペーパーレス化が進みつつある現代では押印希望者が少ないのが現状です。

それもあってか、風景印を町興しの一環として配備する局もあれば、印影の劣化なんかで更改すること無くそのまま廃止のケースもあります。

 

 

風景印自体、体感ですが差出し用は全体的に少なく、ほぼ記念押印用だと思うので依頼すると他の黒い日付印とは異なり慎重に対応される印象があります。

局によっては経験年数が浅い局員が内部的に指導されてるのか、記念押印のような慎重な対応が求められる事案になると上長である主任や局長クラスが押印されることもあります。

(数%の確率でまっすぐ押せてないとか、印影が薄いとかのクレームを付けてくる人がいるそうです。風景印の面積が他の消印と比べて大きいので少し圧を加えないと満遍なく押印できないのです。)