ミソハギ(2022) | ぐんまの庭を目指して

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群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

真夏の庭で元気に活躍してくれる貴重な日本の宿根草です。

 

 

ミソハギ(Lythrum anceps)

ミソハギ科の宿根草。日本原産。ちなみにサルスベリもミソハギ科。どちらも濃いピンクの花が咲きますね。

真夏に咲いて暑さに強く、はっきりとした色で咲いてくれるので、これからの庭では大事になってくると思う。

 

6月3日の様子

 

ウチで植えているミソハギは3株ほどありますが、どれも別々のショップで購入しました。

どれも「ミソハギ」という名前で売っていましたが、花の様子や育ち方を見ているとどうも品種が違うようです。

 

上の写真のミソハギは、毎年夏が来る前に咲きます。花の数はあまり多くありませんが、一つの花が大きくてキレイ。

 

 

茎はまっすぐに伸びて倒れません。枝分かれしてピンクの花がたくさん咲きます。

一つ一つの花が咲いている期間はそれほど長くありませんが、伸びながら次々と咲くので長く楽しめます。

7月になると花数が増えてきます。

 

7月20日の様子

 

あまり単独で使う宿根草ではないかな?花壇の中で他の植物と組み合わせて使います。

ウチではイエローの花のルドベキアや、夏から葉や穂を伸ばすグラス類を周囲に植えています。

下の写真でフワフワしている穂はディスカンプシア・ゴールドタウ。

 

7月28日の様子

 

とてもはっきりとしたピンク色。背も高いので花壇の後方に植えるのがスタンダードな植え方かな。

ウチの庭では真夏はルドベキア・ゴールドスタームがたくさん咲くので、このミソハギのピンクがちょっとあると花壇がとてもキレイになると思います。

 

春先に苗を植えても、日当たりが良ければ夏までにぐぐっと伸びて咲いてくれます。成長も早い。

 

手前の背の高いグラスはパニカム・ノースウィンド

 

一番好きな環境は、日当たりが良くて水がたくさんあるところ。

根が水の中にあっても育つような植物で、水田や池の浅いところで元気に育っているのを見たことがあります。赤城自然園でも池の周りに植栽されていますね。

乾燥は嫌がると思いますが、ウチのように普通の土でもちゃんと育ちます。雨水が当たる場所に植えれば大丈夫。

 

秋には葉っぱが紅葉します。葉は小さいタイプの宿根草なのであまり目立ちませんが、秋の紅葉も楽しみにしている要素の一つ。

 

 

あまり欠点のない宿根草ですが、花が散っていくにつれて姿がボサボサになっていくのが残念なところ。

私は伸ばしっぱなしにして、花が終わったがバサっと切っているだけですが、早めに切り戻すとちょうどいい大きさでキレイに咲いてくれるという話もあるので、来年から切り戻すのも試してみようかと思っています。

 

 

冒頭にも書きましたが、暑さに強く育てやすい植物がこれから必要になると思います。

あまり庭に植える人は多くない気もしますが、真夏の庭で活躍してくれる貴重な存在です。和風なイメージがありますが、宿根草の庭ではどんな雰囲気でも使いやすいと思います。

あまり主役になるタイプの植物ではないですが、もっと庭で使われてもいいんじゃないかな?

 

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