フウチソウ | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

考えてみると、この植物についてあまり書いてこなかった気がする。

と、思ったので書いてみます。

 

 

フウチソウ(風知草、Hakonechloa mecra)

イネ科の宿根草。日本原産。別名ウラハグサ。

あまり取り上げられないけど、誰でも知ってるし、たくさんの人が使っている超人気植物の一つだと思う。

 

4月。芽が出てきたとき。芽出しの美しさは格別。

 

ウチにあるのは、キンウラハグサと言われる斑入りのものと、葉が黄色っぽくなる黄金フウチソウの2種類。多分園芸品種がたくさんあると思う。上の写真はキンウラハグサ。

葉色が緑の原種も育てたことありますが、成長が早くて大きくなります。一度株分けしてみたら、植え方に失敗したのか枯れてしまいました。

 

 

ウチの庭では、いつもホスタの横にいる感じ。

とっても薄くて柔らかい雰囲気の葉で、直射日光が強い場所だと葉焼けしていまいます。これまで育ててきた印象から、乾燥する場所も好きじゃないみたいです。かと言って過湿な場所もダメっぽい。庭の数カ所に植えて様子を見ていますが、同じ日陰でもよく育つ場所と全然育たない場所があります。意外と場所は選ぶ気がする。

 

 

8月くらいから、ふわっと穂のような花が見えてきます。でも葉を楽しむ植物だし、穂もあまり目立たないです。長めの葉が上向きに出てきてから徐々にしだれて作るラインがとっても好き。

傾斜や段差がある場所だったら、植えるのにちょうどいい植物だと思うのです。

 

 

この葉に触れるのがとても好き。カサカサっとしていて、やわらかい爽やかな触り心地。ススキのようなグラスと違って葉で手を切ってしまうようなこともないので、ついわしゃわしゃと触ってしまいます。

 

 

育て方は品種による違いは特になさそう。成長の速さや大きさには違いがあると思いますが、同じように育ててよさそう。

洋風な庭よりは、雑木や山野草、ホスタやシダなどが中心の庭にある方が似合っていると思います。けど鉢植えや寄せ植えにして、バラ中心の庭の中に置いている方も見かけますね。意外とどんな庭でも馴染むのかも。

 

 

葉が根元ちかくでクルッと裏返っているからウラハグサ。でも言われてみてもよく分からない。

葉が長くならないように手入れすると、あまりしだれないでふわっと立ち上がった形にできるみたいだけど、やったことありません。それよりも、この自然な姿がよく見えるような場所に使うのが楽ですね。

 

 

長くほっておいても、中心が枯れてくるようなことがないので、広がりすぎないように気をつけていればOK。春に株分けもできます。真冬に枯れても白くなってキレイな姿を保ってくれます

本当はもっといっぱい植えたいな〜と思うのだけど、意外と合う場所がないのです。

明るい葉色が朝日や夕日にあたるとキレイに見えます。グラス類の中でも特に好きな植物の一つ。オススメ。

 

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