風鈴の君 うだる暑さ ゆがむ視界に、ふらつく体 日陰に生きる僕にはつらい世界 肺の空気が灼熱の夏 しかしそれでも、 君と会うと、なぜか涼しくなる 理由はわからない 温度は変わらないし、喉は乾くし、風もない なのに君の声は 風鈴のように、心を涼かせる 夏よ、長くあれ そう君は僕に思わせてくれた