惨たらしい雨

烏の羽は水たまりに沈み

排水溝に流れる赤が美しさを魅せる

 

それを見つめる僕の瞳は熱い

 

心がはちきれそうなこんな日は

美しさこそが不快で、惨さこそが感動的で

 

吐き出したい想いは、喉につかえ

泣きたいのに、その機能は死んでいて

 

何もできず、ただ壊れていく僕は

死にゆく烏を羨ましく思う

 

雨が頬をつたう