冬の間、活動が停滞していたメダカ達が、春の訪れを感じさせるような暖かさによって、活動を再開し始めた。

飼い始めたのはいつからだっただろうか。

買った場所は覚えている。

初めて出会ったのはホームセンターのレジの横だ。

まだ種類の分からない、三匹の稚魚だった。

そうだ! 去年の夏だ。

雌雄も分からないが、繁殖を期待して、シュロの繊維で作った産卵床を設置してあったため、今日四匹いるように見えて、「ヤッター!」と喜んだのもつかの間、すぐに三匹だと気付いた。

いや、生きているだけで嬉しいんだ。

この厳しい冬を乗り越え、元気に泳ぐ姿を見て、生命の力強さを感じた。

小さな生命。

唯一飼っているペット。

勇気をもらった。

雪も花粉も約1ヶ月間の我慢。

過ぎてしまえばどうってことはない。