こんばんは、です。
数日前、パワーリハビリを利用されているB様は腰の痛みを訴えられていました。
少し前に長い時間座っていなくてはならない状況があり、それから、腰を痛めてしまった、とのことでした。
Bさんは、理学療法士の施術を受けた後、電気治療を受け、「だいぶ楽になったよ」と帰られました。
そして、少しの間お休みされていた通所を利用されているAさん。
最近は右下肢の痛みのためご自宅では活動性の低下がみられているようです。
ひさしぶりのリハビリでは、不安そうに平行棒を歩かれると、「膝の裏が痛くてね」と、膝の裏の痛みを訴えられました。
安静時に痛みはなく、歩行時に膝裏が痛いとのことでした。
理学療法士は、Aさんの歩き方に注目しました。
Aさんは、歩く際に、膝を伸ばすことができず、常に曲がった状態で歩かれていました。
常に曲がった状態で力が加わり、Aさんの膝裏の筋肉は、柔軟性を失い、硬い状態になっていました。
そして、その膝裏の筋肉というのは、大腿骨から足まで伸びる腓腹筋です。
膝が曲がることにより縮んでしまうこの筋肉は、常時曲がった状態で力が加わり続けたことにより、硬く凝り固まっていました。
理学療法士の膝関節への施術や、腓腹筋のストレッチにより、歩行時の痛みは消失しました。
しかし、Aさんの歩行の仕方自体にまだ変化はみられておらず、今後も同じような状況が生じる可能性があります。
膝関節だけでなく、その他の関節の状態や、筋力などの状態にも注目しながら、痛みの軽減を目指しています。