11月だもんなあ。
いちいち言葉にして確認する。
暗いな。え、まだ4時半なの?それにしては暗いなあ。
ああ、もう11月なんだもんなあ。
なんだよ、今朝は寒いぞ。
そっか、11月だもんなあ。
一年が過ぎるのをあまりにも早いと感じるようになった。
その感覚に現実把握がおっつかなくなっているのだ。
それにしても今日も隣りがうるさかった。
二週間前に一度、そして今日、てめえらなにやっとんじゃこりゃー!と怒鳴り込んだ。
(二度目というのは本当、セリフは嘘です)
隣室、突然改装を始めたのだ。なんら断りもなく。
こういうのが当たり前なんだろうか。
「(いついつ)から改装工事が入りますので、多少ご迷惑をおかけします」とか、
周囲に断りを入れたりしないのが、普通なんだろうか。
これで二回目だから本当に「俺の認識が間違ってるんだろうか?」と思ってしまう。
上のフローリング工事の時も一言の断りもなかったのだ。
挙げ句、(前にも書いたな)フローリング完成なった部屋の中を、つまりは頭の上を、
ドタドタ走り回られた。
それとも、人生の試練?
ざけんじゃねえ。そんなもんは欲しくねえ。
今回の「二度目」というのは、追加工事が入ったからだと言う。
追加すんな。一回で決めろ!
でも逆Vで飛んでいく白鳥を、今日は真横に見た。
川から飛び立つ所を、土手の上を歩きながら見たのだ。
かーちょいい、って言うの?すんげー、って言うの?ああいうの。
とにかく感動的だった。
あ、そっか、カンドーした!でいいんだ。
それから、近所の(前に写真アップしたことのある窓際の)猫が、こっちが立ち止まったら、
ニャーーーー、と猫なで声出しながら寄ってきた。
頭をかいてやった。
でも、タロ以外に優しくしてやってる、という居心地の悪さにすぐ俺は立ち上がった。
バイバーイ。別に君が嫌いなわけじゃないんだよー。
風がつめたかった。ニット帽でもそれほど汗をかかなかった。
11月だかんな。