と言っても芥川龍之介の作品について語ろうってんじゃない。
鼻の穴が小さくなった。
40才を過ぎてからだと思う。
小指を突っ込んでほじろうとすると、窮屈なのだ。
突っ込んで回そうとするだけで、すれて痛い。
20代の頃はこんなじゃなかった。
鼻くそがあるぞ、と思って小指を突っ込む。
でもなかなか取れない。
となると小指よりも器用に動く人差し指の登場と相成った。
多少無理はあったが、それでも人差し指は穴の中を自由に動き回れた。
ところが今は、小指さえ、である。
穴の裏っぺりが切れそうになって、満足に使うことができない。
なぜだ。
身体が老化しはじめているんだろうか。
それで、鼻も縮みはじめてるのだろうか。
いや、まだ早いような気がする。
うん、早すぎる。
酸素を以前ほど、鼻から吸収しなくてもよくなったのか。
それで鼻の穴が縮こまったのか。
なら、思い当たる所がある。
まず、まったく歌わなくなったこと。
それに、夜、戯れなくなったこと……タロと。
そうか、肺の活動の沈静化が鼻の穴を……。
ほんとかよ。
と言うわけで、綿棒を欠かせない今日この頃です。