Johnの人生の系譜をたどったあと、歌詞の断片がちりばめられ、静かに曲が流れる真っ白な部屋に辿りついた。
子供時代のノートや何本かのギター――いろいろ見たはずなのに白い部屋に入ったとたんそれまで見たものをほとんど忘れてしまった。
あの部屋にいた時の透明な感覚を思い出すたびに思う。
あれが生きるってことなのかな、と。
少なくともJohn Lennonにとってはそうだったんだと思う。
魂を表出すること。
自分があふれだす、という経験を得たいがために生きてるんだなあ、と自分をふりかえって思う。
だから日々、「ちゃうよなあ」とか思っているのだ。
しかしあの白い部屋は誰のアイディアなんだろう。
やっぱりYoko……?
だろうね。
素晴らしい構成のJohn Lennon Museumだった。