ルースターズなんて名前も知らない伴侶と共に過ごす休日の真昼間、何食わぬ顔で「Re・Birth II」を見始めた俺。もちろん伴侶も見入った。
再会からLoftでのリハーサル的ライブまでのVol.1を見ながら伴侶が言うのは、ただただ、
「花田カッコいい」
「ロックンローラーはやっぱり痩せてないとね」
「ブランクがおっきすぎたんじゃない?(大江のこと)」
DVD一巻見終わっても感想は揺るぎもしなかった。
日をおいてVol.2を見た。伴侶、どんどん見る目が変わってくる。
そして「フジロックフェス」のステージへ。
「感覚ってのは戻ってくるもんなんだね」
大江を中心にしてどんどん機能を回復していくバンドを実感した伴侶は言った。
「こーゆーのをロックってゆーんだねー。いま流行ってるのなんて全然ロックなんかじゃないさなあ」
25年前、大江慎也は言った。
「最新型ロックンロール」
そして、こんなカテゴライズが存在していた。
「ルースターズとそれ以外」