まあ、たいがいのことについて気づくのが遅いんだが、それも致命的なぐらい遅すぎるんだが、気がついた。
……俺は、女の人に嫌われまいとする気持ちがすっげえ強い……
男についてはどうでもいいのだ。気が合う奴とはごく自然に気が合ってしまうし、合わない奴とは死ぬまで平行線だと、とにかくあるがままで平気でいられる。しかし、こと女性となるとダメなのだ。できるだけ嫌われまいとする。もちろん相手がこっちをまったく相手にしていなければ話は別だが、そうでもない限りどうにか「いい人」であろうとする。これまでの46年、どうにも女性とうまく行かなかった理由が、今ごろやっと判明した。いやあ、すっきりしたなぁ……!
しかしこれ、原因はやっぱりマザコンということなんだろうな。とすると「いい人」であろうとする、じゃなくて、「いい子」であろうとする、ということなのか?なんだかなあ、恥ずかしいなあ。
ところでこの事実、ビートルズのAbbey Roadを聞いていて気づいたんだが、なにか関係あるんだろうか。Abbey Roadが、それを一番聞き狂っていた頃の深層心理を掘り返し……とか、まあ、ないだろうな。