Rom氏のマンションの前で曲がらずにまっすぐ、遠回りをしてS銀行へ行き、戻りは七北田川の土手へ。
ふくらはぎの後ろを伸ばすようにしてほんのちょっとの坂を上がっていくと、川底があらわになった川の姿。引き潮どきだからというだけじゃないその様子。夏だから。そう、ソロソロソロソロと夏は着実にこの川沿いの地域にも訪れつつあるのだ。などと思いつつ土手を登りきって川を見下ろしたら……
白鳥が6羽!
怪我をして飛べなくなり居座った白鳥が2羽いるのはこの辺では常識となっている。が、今日は6羽!
おめえら!おめえらどこから!?
いやあ、寒がりの白鳥が増えつつあるとはカラスから聞いて知っていた。
「あいつらもよう、もう俺たちとおんなじよ。いくら真っ白に気取った所であんた達のいないところでは生きていけねえんだな。そーゆーのが増えてんのよ」
おとなになる少々手前といったところの6羽、ちょっとした爽やか景色でしたよ、Rom氏。
6羽への驚愕を振り切って少し行くと、フフフ、ニャンたれがおる。思わずほくそ笑んでしまうのはなぜか知らぬが、そんなような面構えでニャンたれに接近。黒っぽいトラである。そばまで行くとニャンたれ、こそこそと最近雑草を刈られたばかりの土手を2mほど降りてそこでとまった。
「ングォウ……!」語りかけた。
と、スァスァスァーーーッ!と駆け出した黒トラ、早い!
うぐぐぐぐ……、それにしてもなぜあれまでに速攻で逃げたのか。
「ングォウ」がいけなかったのだろうか、ねえ、どうなんだろう、Rom氏。
「ングォウ」はニャン語で「食ってやる」とか、八つ裂きだ!とか、そんなような怖ろしい言葉だったんだろうか。俺はジョニー・ウォーカー さんじゃないのだが。
(なんとこれで今日4本目の更新です。記念して我がブログの数少ない読者、Rom氏に捧げさせていただきました。そのうち遊びに行きます、迷惑でなければ)