Arahabaki(荒吐) | 愛と平和の弾薬庫

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心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

……大和国家の時代、十三湖(じゅうさんこ=十三湊=青森県北津軽郡市浦村)のあたりに朝鮮半島からアラハバキ族という武闘軍団が渡来し、大和朝廷の勢力をこの地から排除し、東北、北海道に君臨する一大都市国家を作り上げた……
(星亮一著、「東北謎とき散歩」より)

高橋克彦の「火怨」、「炎立つ」の中で、蝦夷と呼ばれる東北人たちはアラハバキの神を奉っていた。巨石を奉り、物部一族の巫女が祈りをささげ、未来を占ったりした。

十三湖の北岸にモヤ山という「ピラミッド(人工的に作られたとしか思えない謎の山)」がある。
洗磯崎(あらいそざき)神社というアラハバキ神社はモヤ山を本殿(ご神体山)とする。
洗磯崎神社は、十三湊を根拠地として活動する安東水軍(安倍氏)が、祖神アラハバキ神を祀るために建立したと言われている神社である。
『東日流(つがる)外三郡誌」』「荒吐(あらはばき)神明細帳」に曰く……
「荒吐神とは荒吐族の崇むる神なり。その霊影は天地一切なり。是を造形なして人の造れるものはなく、社殿を建立することもなし」
「荒吐神と祀りきは、天と空と地と水との奉拝なり。即ち、天空地水の四祀は万物誕生の親とて一切の諸神を産みなしたる万能の神なりと崇拝す。荒吐神は天地万能の神通力を持つゆえに、陰陽二神を持って一神とす。即ち男女なりて世の明暗なるものに似たりと云ふなり」
(鈴木旭著、「古代みちのく100の謎」より)

Arabaki Rock Fes.の荒吐はやはりこのアラハバキの荒吐だった。