スパゲティは300gぐらいだな。大盛りなのだ。大根は5センチぐらいに切って皮をむいたらそれ以上切ったり、ましてや煮たりせずにシャカシャカおろす。納豆はふたパック。できれば刻みネギと一緒にねとねとマゼマゼ。
スパゲティのちょいと芯の残った状態をアルデンテと言うんだそうだが、なんと言うのかなんてことはともかくその状態がやはりおいしいので、そんぐらいまで茹で上げる。九分ぐらいだったりする。
茹で上がったらしっかりお湯を切りましょう。で、皿にあけるんだが、ちょっと深みのある皿でないといけないね。皿の底がすっかり隠れる程度にそばつゆを注いだら、オクさんのほうの皿にちょっと余分にスパゲティを盛る。
この「ちょっと余分に」というところが大事だ。「働いて帰ってきたおれ」を大事にする心遣いというものなのだ。
スパゲティとそばつゆを軽くまぜて、大根おろしをのせる。のだが、この時おろしの汁気を適度に切らないとビチャビチャになってしまい、味も薄くなるからドバドバッとはかけない。そっと指ですくう感じでスパゲティの上に移動させる。ジアスターゼは汁気のほうにあるんだが、あんど、奥さんはジアスターゼが大好きなのだが、しょうがない、水っぽくなっては「失敗」なのだ。
さあ、最後に納豆をど真ん中に乗せたら出来上がり。
「お疲れ様」とひとこと添えて、「うむ!」と返事があったらいただきます。