次女の勉強のことは、これまでの流れをかいつまんで、実家の父に電話でちょくちょく話していました。
なぜなら次女が幼い頃、訳あって一時的に実家に預けていた時期があったので、次女の性格について理解の早い人に話を聞いてもらうには祖父がちょうど良かったのです。
けれども祖父の次女に対する愛はそれはそれは深くて(笑)、なんだか私が鬱陶しく感じる程でした。
「今後の次女の人生について余計な口出しして欲しくない」とまで思っていました。それほどの入れ込みようだった訳です。
でも結局、最後に私がSOSを出したのは父(祖父)だったのです。
祖父はすぐに飛行機のチケットを手配し、年末前に1週間、さらに正月明けから1週間、札幌の我が家に来てくれました。
年末前に来たのは「市場調査」だったのでしょう。口出しも手出しも最小限でさらっと帰ってしまいました。しかし年明けから来た時は、
祖父はとても有能なので(笑)
次女の成績向上に対する企画、提案を携えてきたのです。
さらになんと!自分で中1の英語と数学の問題集を買って全て解いてきて、次女の専属家庭教師を担おうとしてくれたのです。ちなみに京都で有名な大学を卒業しているので学力が高いジイサンなのです。
いや、だけど……
73歳ですよ?
なんてタフでパワフル。
祖父の企画・提案を聞いた時は、
ただただ圧倒されました。
圧倒的過ぎたので、
次女を丸投げしました(笑)
今思えばこの瞬間、私の中の「母親が何とかしなきゃ」という憑き物がとれた気がします。
さあ、ついに祖父の本領発揮の1週間が始まりました。
祖父の計画はざっくり言うと
・冬休みの課題を仕上げて、間違いの多かったところを繰り返しさせる。
・休み明けの小テストへ向けて「テストのための勉強」を教える
・今、目指すのはオール3レベルで充分である。
このテーマに沿って、主要科目5教科、付きっきりで家庭教師をやってくれました。
付きっきりというのがポイントです。家庭教師ですから。
毎日3~4時間は二人で勉強していたようです。
しまいには5時間やった日があった時は、さすがに驚き、少し心配にもなりました。
やり過ぎじゃないの?
かえって勉強がもっと嫌いになってストレスたまっちゃうんじゃないの?
だけど、あぁ、なんということでしょう。
日に日に次女の口数が増え、元気になっていくではありませんか!
口では「じいさんとの勉強疲れた、しんどいわ」とかいってるわりには、
娘が笑顔なんです!
娘に笑顔が戻ると私も少し元気を取り戻す事ができ、以前のギスギスした家庭の雰囲気が払拭されました。さらに祖父は家事も手伝ってくれたので、私自身に余裕と安心感が生まれましたのです。
だけど、どうしてたった1週間でここまで変われたのだろう?そして、明日には神戸に帰る父に私は軽く「ロス」な気持ちを抱えていました。また次女との二人っきり生活で大丈夫なのかな?という不安です。
そんな私の気持ちを見透かしたように、いや、きっと頭のいい祖父にとっては想定内なのでしょう。帰る日の前々日にこんな話をしてくれました。
祖父の快刀乱麻の威力の種明かしと、今後の事について、次回につづきます。