【小1娘】働く母と子どもの習い事の話③ ~ヴァイオリン編~ | 中間管理職ワーキングマザーのバランスシート

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都内で一人娘を育てる中間管理職ワーキングマザーです。
なにごとも腹八分目を目指しています。

ごきげんよう。
都内エンタメ企業で働く中間管理職WM 深雪(みゆき)です。





我が家の小1娘は、現在4つの習い事をしています。

●バレエ
●ピアノ
●チアダンス
●水泳

(↑習い始めた順)

これから習い事を検討中の方向けに、それぞれ実際に習ってみてどんな感じなのかを(主にワーキングマザー目線から)書かせていただいているシリーズです。



[前回までの記事]
 ○【小1娘】働く母と子どもの習い事の話① ~バレエ編(1)~
 
 ○【小1娘】働く母と子どもの習い事の話② ~バレエ編(2)~





今回は、ヴァイオリンを検討して、諦めたというお話です。
(実際には習っていなくてすみません。)





娘が4歳になった頃、
「ヴァイオリンを習いたい!」
と言い出しました。

『Go!プリンセスプリキュア!』の中で、ヴァイオリンを使って戦うプリキュアがいまして、その影響です。
うちの娘、かーなーりプリキュアには影響されていて、後年チアダンスを習うのもプリキュア絡みだったりするので。

で、ヴァイオリンです。
母親の私は、ピアノは通算8年ほど習っていましたが、ヴァイオリンは全く触わったこともありません。
(ちなみにクラリネットなら少しだけやったことがあります。すぐ挫折しましたが。)
ピアノだって大して弾けるわけではありませんが、ヴァイオリンなんて、ピアノどころではなくとーっても難しくて、とーってもお金がかかる楽器のイメージです。
そう言えば、友人でも「ヴァイオリン習ってました」って子には出会ったことがないんですよね。
ヤマハ音楽教室出身とか、ピアノを習っている子は周りにたくさんいて、ヨーロッパに留学してプロのピアニストになった子もいるし、お琴や三味線やフルートなどをやっていた友人ならいるのですが。
唯一知っている「ヴァイオリン弾き」は、会社の先代社長のお孫さん達くらいで。
その子達(当時小学生)とは実際にお会いしたこともあるのですが、絵に描いたような「上流階級のお子様達」だったもので、なので余計ヴァイオリンは「雲の上の楽器」なイメージなのでした。

でも音色は大好きだし、もし娘がヴァイオリンを弾けるようになったら、なんて素敵なんでしょうドキドキ (←ミーハー)

調べてみますと、我が家から通えそうな距離に、ヴァイオリン教室はいくつかありました。


①楽器店がやっているお教室(1箇所)
②スズキメソードのお教室(1箇所)
③個人運営のお教室(複数)


①が一番敷居が低そうで、本当は一番我が家向きに思われたのですが、レッスン日の選択肢が少なく、スケジュールが合わず断念。
またネットでいろいろと下調べをした結果、②スズキメソードはうちの娘にはちょっと合わないかな…と思われたもので却下させていただきまして。
結果、勇気を出して、③個人運営のお教室のうち、通いやすそうな一箇所にご連絡してみました。

そのお教室では、体験レッスンなどは行っておらず、
「レッスン内容等についてご説明しますので、まずはお子様とご一緒に一度いらしてください」
というお返事をいただきました。
こちらの主催者の方は、ご経歴を拝見しますと、弦楽器専門家のための全国的な組織の上層部の方のようでした。(具体的な団体名や役職などは伏せさせていただきます。)
いきなりそういう本格的っぽいお教室に行ってしまったのが失敗だったのかもしれませんが、実際にご説明を伺って、その後しばらく熟考させていただいた結果、
「やっぱり我が家にはヴァイオリンは無理!あせる
という結論にいたりました。
娘自身はけっこうやる気だったので、非常に悩ましいところではあったのですが。

ネックになったのは、主に下記2点です。


(1)楽器にかかる費用が読めない

子どもは大人と同じサイズ(フルサイズ)のヴァイオリンを使うことができません。
ヴァイオリンが身近な方には当然のことかもしれませんが、門外漢の私は、調べてみて初めて知りました。
子ども用のヴァイオリンは「分数ヴァイオリン」と呼ばれ、一般に販売されているサイズとしては、最小の1/16サイズから 1/10、1/8、1/4、1/2、3/4 と大きくなっていきます。(フルサイズを4/4サイズと表します。)
身長や年齢、腕の長さから、できるだけ演奏者にピッタリのサイズの楽器を選ぶ必要があります。
そして、大きくなるたびに、買い換えていくのだそうです。

例えば、当時4歳・身長105cm強の娘の場合、標準的な腕の長さならば、1/10サイズとなるようです。
ちなみにフルサイズは、身長145cm以上が目安です。
ということは、身長145cmになるまで、分数ヴァイオリンが最大で5台必要になる、ということになります。
(ワンサイズ飛ばしで換えることもあるそうなので、必ずしも5台必要とは限りませんが。)

うちがお話を聞きにいったお教室では、楽器の選定は、先生が信頼している楽器屋さんに先生が一緒について行ってくださって、ジャストサイズのものを選んでくださるということでした。
そして先生のお考えでは、予算のご相談にはある程度乗ってくださるそうですが、最低でも10数万円クラスの楽器でないと納得する音が出ないのでダメ、ということでした。
それってもしかしたら楽器店から先生へ何%かキャッシュバックがあるんじゃないの?
と下世話な私はつい訝しんでしまうのですが、本当のところはよく分かりません。
実際には、先生的には「百万円」と言いたいところをかなり妥協しての「10数万円」かもしれません。

仮に、最初の1/10サイズが15万円だとして、その後5台、同じクラスの楽器を買い換えていくとしたら、ここまでで75万円です。
(途中で辞めてしまう可能性もありますが。)
そしてフルサイズに移る時には、「せっかくだから」と言って、たぶんもう少しグレードの高い楽器がほしくなることでしょう。
ネットの情報によると、練習を積むと耳がどんどん良くなっていくので、それに合わせて楽器のレベルもどんどん上げていきたくなるものなのだそうです。
…とすると、最終的には楽器にいくらかかることになるのか…滝汗

グランドピアノを買うのと比べれば、お安いかもしれませんが…。

もしも万が一、本人が本格的にヴァイオリンに目覚めてプロを目指したいとなった場合、こんな百万円程度で躊躇しているような家庭では、おそらく支えきれないような世界なのだろうなーと思われました。

ただ、さらに調べてみますと、楽器に関する考え方はそれぞれのお教室の方針次第のようでした。
楽器をレンタルしくださるお教室や、サイズアップする時に下取りに出したり、生徒さん同士で融通し合っているようなお教室もあるようです。
我が家も、どうしても絶対に習いたいならば、このようなお教室を探せば良いのでしょう。

ということで、楽器に関する懸念点は、まぁなんとか(趣味で習う範囲においては)やり繰りできる手立てがなくもなさそうだったのですが、それ以上に大きな、もう一つの課題点が浮上します。



(2)練習できる?

我が家は、共働きでマンション住まいです。
娘がヴァイオリンを練習できるのは、休日はともかく、平日は朝か夜しかありません。


はい。ご近所迷惑です。


生ピアノに比べれば、ヴァイオリンの音は小さいですし、習いたての子どもはそんなに大きな音は出せないようなのですが。
でもやっぱり、たぶん、ご近所にご迷惑をおかけしてしまう可能性大です。

専用の消音器を付けるという方法もあるようなのですが、重かったり視界が遮られたり演奏時に違和感を感じたりするというデメリットがあるようでした。
少なくとも、お話を伺ったお教室の先生は、推奨していませんでした。




以上を総合しますと、要するに我が家には分不相応な楽器なのかなぁ…という気になってきてしまいまして。

実はヴァイオリンと同時並行でピアノ教室も検討しており、娘自身も
「どうしてもヴァイオリン」
ということではなく
「ピアノも良いなーキラキラ
という感じだったもので、なんとなくお呼びでない雰囲気のヴァイオリンよりも、(親が)馴染みのあるピアノの方が無理なく続けられるのではないかという結論になりました。

この決断が、果たして正解だったのかどうかは、まだ分からないのですが。
とりあえず、その後娘は、ピアノ教室を現在まで2年以上は続けられています。

もしも今後、
「やっぱり本当はヴァイオリンを習いたかった!」
と言い出すようなことがあったら、その時点で改めてヴァイオリン教室を探したら良いかなと考えています。
ヴァイオリンに移るとしても、ピアノを習ってきたことは、決して無駄にはならないだろうと思われるので。

当時よりも成長しているので、必要となるヴァイオリンの台数も減っていますし、日々の練習は(ちょっと違和感あるかもしれませんが)消音器をつけてもらって。

まぁ、もしもプロのヴァイオリニストになろうとするならば、小さいうちから訓練を積んでおく必要があったかもしれませんが…。
今の娘を見た感じ、たぶんそういう心配はなさそうですので、このくらいのスタンスでも良いんじゃないかなぁと思っています。

 

 

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