【小1娘】働く母と子どもの習い事の話② ~バレエ編(2)~ | 中間管理職ワーキングマザーのバランスシート

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都内で一人娘を育てる中間管理職ワーキングマザーです。
なにごとも腹八分目を目指しています。

ごきげんよう。
都内エンタメ企業で働く中間管理職WM 深雪(みゆき)です。





我が家の小1娘は、現在4つの習い事をしています。

●バレエ
●ピアノ
●チアダンス
●水泳

(↑習い始めた順)

これから習い事を検討中の方向けに、それぞれ実際に習ってみてどんな感じなのかを(主にワーキングマザー目線から)書かせていただいているシリーズです。


[前回の記事]
 【小1娘】働く母と子どもの習い事の話① ~バレエ編(1)~





さて、バレエを習ってのデメリットについてです。

今のところ、子ども自身に関しては、特にデメリットは感じていません。
本気でプロを目指すような場合には、もしかしたらいろいろ(怪我の心配、将来への心配など)出てくるのかもしれませんが、我が家はゆるくマイペースに習っているだけなので。

ただそれでも。
保護者側には、デメリットと言うか、ある程度の負担がかかる習い事だと感じています。
我が家の4つの習い事の中では、ダントツで一番バレエが大変です。親が。



(1)お金がかかる

いまさら私が書くまでもないかもしれませんが、基本的には経済的に余裕のある家庭向けの習い事です。
ただ、一般に「高い」と言われる割には、緩くマイペースに通っている限りにおいては、そこまで超高額ということはないように感じます。
もっと他にもお金のかかる習い事っていろいろあると思うので。
お教室によって金額にはかなり差があると思いますが、ご参考までに、うちが通っているお教室(個人運営)の場合は、ざっとこんな感じです。

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●入会金 10,000円
●諸経費 2,000円
●年会費 3,000円
●暖房費・冷房費 各3,000円

●通常レッスン
○月謝
 週1回 7,000円
 週2回 10,000円
 週3回 14,000円
 週4回 16,000円

○上記以外に季節講習や特別講習等あり

○コンクールに出るような場合は別途個人レッスンあり
 

●発表会関係
○発表会(隔年)
 基本参加費(衣装代込み) 100,000円~

○勉強会(発表会の小規模版)
 基本参加費(衣装代込み) 50,000円~

※曲数を増やしたり、バリエーションやデュエット等を踊るとその分のオプション料金が加算されていく。
※別途、メイクアップ代や写真・DVDの購入代も必要。


●消耗品関係
○通常レッスン

・レオタード
 1着 \2,000~¥15,000くらい

・バレエタイツ
 1足 \1,000~\3,000くらい

・レオタード用ショーツ
 1枚 \1,000くらい

・バレエシューズ
 1足 \2,500~\4,000くらい

・キャラクターシューズ
 1足 \3,000~\7,000くらい

・トゥシューズ(うちの娘はまだ)
 1足 \5,500~\7,000くらい

・ヘア小物
 ピンきりだが専門店で一式揃えると\6,000くらい
 (アレンジウオーター、ハードジェル、ハードスプレー、ヘアーコーム、ヘアーピン2種、ヘアーネット2種等)

○発表会関係

・本番用のシューズ
 お教室から色・形など指定される

・本番用のバレエタイツ
 お教室から色・メーカーなど指定される

・ボディファンデーション
 (衣装の下に着る肌色のレオタード)
 \3,000~\5,000くらい

・ステージショーツ
 (タイツの上から着用するショーツ。衣装の形状によっては必要)
 \1,500くらい

・衣装持ち運び用のバッグ
 専用のものは\1,000~5,000くらい

・楽屋着
 専用のものは\10,000くらい~

・オーバーソックス
 (本番用シューズの上から履く)
 専用のものは\2,000~\3,000くらい

・メイクグッズ
 (必要に応じて)


●その他
○もし発表会等でプロのダンサーにパートナーを頼むような場合は、その方の出演料他諸経費が発生することもあるようです。
 (うちのお教室ではない。)

○お教室によっては、発表会の際にチケットノルマがある場合があります。
 (うちのお教室ではない。)

○お教室によっては、「母の会」や「保護者の会」の会費などがある場合があります。
 (うちのお教室では、発表会参加者のみ対象で\5,000程度徴収されます。もっと定期的に強制的に徴収されるお教室もあります。)

○お教室によっては、お中元・お歳暮の慣習があります。
 (うちのお教室の場合は「保護者の会」でまとめてお渡ししています。一家族につき\2,000程度徴収。任意です。)


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※上記はあくまでも我が家が通っている個人運営のお教室で、小学校低学年の子がゆるやかに習っているケースでの一例です。
 本気でプロを目指す場合は、総額1,000万円くらいは投資できる財力がないと厳しいのではないかなーと(個人的な肌感覚ですが)感じます。


バレエ教室に通っていて、私が「経済的に余裕のあるご家庭が多いのだろうな」と感じるのは、先生から急に
「●日に特別講座を開催するので参加してください」(ほぼ強制)
「●日までに○○をご用意してください」(強制)
と言われて、皆さんすぐポンッとお金を拠出できるところでしょうか。

公立小学校ですと、数百円単位の経費徴収でも、かなり事前に告知をされるのですが(少なくともうちの小学校では)、うちのバレエ教室の場合は、数千円単位であれば事前告知がないことが多いです。
もしかしたら、他のお教室ではもう少しきちんとされているのかもしれませんが、こんなお教室もあるということで。

全体的な傾向としては、スポーツクラブやカルチャーセンターのバレエ教室の方が、金銭面に関しては明朗会計だと思います。

個人運営のお教室やバレエ団付属のお教室を検討される際には、お月謝だけでなく、発表会の頻度(強制参加?任意参加?)と参加費用(場所・規模・内容等含めて)、チケットノルマの有無なども事前にご確認された方がよろしいかと思います。




(2)保護者に裏方の仕事がある

お教室の方針次第でいろいろなようなのですが、うちのお教室の場合は、発表会等の舞台の際に、保護者が交代で裏方のお仕事をします。
受付係やドア係、楽屋係などです。
たいていは自分の子どもの出番の時は見られるように配慮されているかとは思いますが、お教室によっては、自分の子の出番すら見られないほど働かされることもあるようです。
自分の知る範囲で申しますと、特に楽屋係は大変と思います。
ただ、舞台の裏側を、子どもたちと一緒に体験できるので、一番面白いと言えば面白いかもしれません。

また、お稽古場のお掃除当番を、保護者が交代でするようなお教室もあるようなお話を聞きます。
(うちのお教室の場合は、生徒が掃除当番をしています。)

そんなこともあり得ますので、お教室を選ぶ際には、通常レッスン時と発表会時、それぞれの保護者の関わり方についてもご確認いただいた方がよろしいかと思います。
「保護者の出番は一切ありません」と明言されているようなお教室もあります。


それと。お教室選びとは直接関係ないのですが。
バレエって、シューズの加工など、時々お裁縫をしないといけない場面があるので、苦手な私にはちょっと気が重いです。
早く娘が自分でできるようになってくれると良いのですが…。




(3)先生との関係性=師弟関係

これは、デメリットの欄に書くのは相応しくないかもしれませんが。

バレエの先生と生徒の関係性は、基本的には、昔ながらの『師弟関係』だと思います。
お茶やお花や日本舞踊などと同じ、芸事の世界。
ピアノやヴァイオリンなど音楽や、絵画など芸術関係の習い事も、皆同じかもしれませんが。
その点が、水泳などの習い事とは少し違うと感じます。

そういう前提があるので、目に見えるところでは、お中元・お歳暮の慣習もあれば、お月謝をお支払いする時には新札を用意するような文化があります。発表会等の後に、個人的にお礼をお渡しするようなケースもあります。(特に個人的にとてもお世話になった場合など。)
いずれも強制ではありませんし、誰も教えてはくれませんが…。
目に見えないところでは、「先生がおっしゃることは絶対」のような、お教室の空気感があります。(うちのお教室だけ?)

スポーツクラブやカルチャーセンターのバレエ教室の場合は、もう少し「お客様」として扱ってくださるかもしれませんが。
そういったお教室の先生方も、基本的には『師弟関係』の中でバレエを学ばれてきた方々であるということは、認識しておいた方が良いと思います。

私自身としては、『師弟関係』だからこそ学べることもある、バレエの技術だけでなく礼儀や心構えなども含めて学ばせていただけるので、ありがたいことだと感じています。

でもそういった関係性自体に否定的な価値観もあると思いますので、そういう方の場合は、バレエではない習い事の方が向いていると思われます。

また。
バレエの先生って(全員が全員そうではないかもしれませんが)、基本的にはお金持ちのご家庭出身で、外で働いたことはなく、バレエだけ踊ってきて「先生」になったような人なわけで。
大変申し訳ないのですが、社会人目線で見ると、ちょっと世間知らずだったり、世間一般の標準的な感覚とはずれているように感じることが、時々あったりします。

なので、先生と子どもとは『師弟関係』ではあるのですが、親としては、何でかんでも先生のおっしゃることに唯々諾々と従うのではなくて、何事も自分の頭で考えてから判断するようにしようと心がけてはおります。
うちのお教室の場合、グループLINEでいろいろなご連絡が来て、周りの雰囲気でつい流されてしまいそうになるのですが、あえて一拍おいて冷静に考えてから、必要最小限でご回答するようにしています。
答えが「No」の場合もあるので、その時はグループLINEではなく、個人的に先生に事情をご説明するなどして、ご理解を得られるように努めています。
その辺りの人間関係が、ちょっと気を遣う必要があって、面倒と言えば面倒かもしれません。

それであるからこそ。
お教室を選ばれる際には、先生の人間性をよ~っく見極められてから、ご入会されることをお奨めいたします。
一度入会されてからお教室を移籍するのって、なかなか大変なようなので。(『師弟関係』だから。)

バレエの技術や指導力だけでなく、人間的にも尊敬できる先生をお探しになられると良いと思います。





…と、デメリットを書き連ねてしまいましたが。
(メリットに関しては一つ前の記事をご参照くださいね。)

総合的には、我が家としては、「やっていて良かった」と感じている習い事です。
娘にとっては初めての習い事で、これまでいろいろと泣いてしまうような場面もありましたが、バレエを通して精神的にすごく成長させてもらえていると感じます。

もしもお子さんがバレエに興味をお持ちで、でもちょっと敷居が高いと躊躇されているご家庭がありましたら、実態としては上記のような感じです。(バレエ教室ごとに特徴があって、あくまでも一例でしかありませんが。)
「これくらいだったら、我が家もできそう」
と思われましたら、是非お教室見学などされてみてください。
うちも、最初はちょっと敷居が高く感じられて不安に思っていたのですが、始めてみたら、なんとかなるものでしたので。


バレエは、デメリット以上に、得るものがとても多い習い事だと思います!

 

 

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