こんばんは、ブラッド・ピットと同じ年の57歳、群馬の朗読家の宇野紳一です。
詩の朗読というと、短い繊細であり、宝石のようで言葉を情感を込めて読む
ようなイメージがありました。
しかし、そんなイメージを180度覆すような衝撃的な朗読に出会いました!
それが、北原白秋の詩『お祭り』でした。
そんな中で、ある朗読家の男女2名の朗読を聴きました。
太鼓のリズムに乗って、キップのいい
しゅきしゃきな声で歌うように朗読されました。
勝手にこっちも一緒に朗読し、踊りだしたくなるくらいでした。
それを聴いて、朗読の世界ってすごい!!
と思ってしましました。
いつか僕もやりたいと心に誓いました。
以下全文です。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
祭(まつり)だ、祭だ。
背中(せなか)に花笠(はながさ)、
胸(むね)には腹掛(はらがけ)、
向う鉢巻(はちまき)、そろいの半被(はっぴ)で、
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
神輿(みこし)だ、神輿だ。
神輿のお練(ね)りだ。
山椒(さんしょ)は粒(つぶ)でも、ピリッと辛(から)いぞ。
これでも勇(いさ)みの山王(さんのう)の氏子(うじこ)だ。
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
真赤(まっか)だ、真赤だ。夕焼(ゆうやけ)小焼(こやけ)だ。
しっかり担(かつ)いだ。
明日(あした)も天気だ。
そら揉(も)め、揉め、揉め、
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
俺(おい)らの神輿だ、死んでも離すな。
泣虫(なきむし)ゃすっ飛べ。差上(さしあ)げて廻した。
揉め、揉め、揉め、揉め。
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
廻すぞ、廻すぞ。
金魚屋(きんぎょや)も逃げろ。鬼灯屋(ほおずきや)も逃げろ。
ぶつかったって知らぬぞ
そら退(ど)け、退け、退け。
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
子供の祭だ。祭だ。祭だ。
提灯(ちょうちん)点(つ)けろ。
御神燈(ごしんとう)献(あ)げろ。
十五夜お月様まんまるだ
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
あの声何処(どこ)だ。
あの笛(ふえ)何だ。
あっちも祭だ。こっちも祭だ。
そら揉(も)め、揉め、揉め。
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
祭だ、祭だ。
山王(さんのう)の祭だ。子供の祭だ。
お月様紅(あか)いぞ。御神燈(ごしんとう)も紅いぞ。
そら揉(も)め、揉め、揉め。
わっしょい、わっしょい。
わっしょい、わっしょい、
わっしょい、わっしょい。
太鼓や笛の音色を入れたり、手拍子や足音で効果音を入れたり、
みんなで踊ったりと、朗読の楽しさを表現できる作品だと思います。