こんにちは。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
ドラマ『95』の第一話を観ました。
『95』はテレビ東京開局60周年連続ドラマということらしいですが。
↓公式サイトはこちら
大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら
1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた
高校生たちの熱き青春群像劇
「あれから僕たちは、カッコいい大人になれただろうか」
(※公式サイト「イントロ」より)
ということで、高橋海人さん主演の、1995年の渋谷を舞台にしたドラマです。
私としては『Eye Love You』で俄然気になった中川大志さんと、
息子が保育園児時代に『仮面ライダービルド』でお世話になった犬飼貴丈さんが観てみたくて
それと、1995年の渋谷をほんの少しだけ知っている身としては、気になる部分もありました。
でもね…
実は、私、先入観を持っていたんです
だって、90年代の渋谷ですよ。そして、高校生。
代名詞は「チーマー」ですよね?
若気の至りっていうか、若さと情熱で、少々悪いこともやっちゃうけど、あの頃の俺ら輝いていたよね系なドラマなのかなー、と
1995年の渋谷を少しだけ知っているとは言っても、私は当時地方在住の大学生。
そんな私の生活はいたって真面目で、基本的に家と学校の往復以外はバイトに行くくらい。
少々羽目を外すのは、東京の大学に進学した彼に会いに、東京へ遊びに行く時くらいなものでした。
だから渋谷もちょっとは行ったけど、「チーマー」なんて何のご縁もない世界でした。
だから、自分にはまったく接点のない1995年の渋谷なら、あまり興味が湧かないかもなー
と思っていたのです
が!
ドラマのオープニングが、いきなりの!
松本穂香ちゃんが口ずさむ「愛し愛されて生きるのさ」
えええ!
(30年前の曲ですよ)
考えてみれば、予測できたことかもしれません。
その時期の渋谷といったら、「渋谷系」という言葉があるくらい、
マイナーシーンの音楽が盛り上がっていて、小沢健二やカジヒデキ、コーネリアスといったアーティストがメジャーシーンにまで進出して、バズっていました。
そりゃあ、95年の渋谷が舞台なら、そんな音楽も流れるってものかも。
にしても、「ラブリー」ではなくて、「愛し愛されて生きるのさ」なのね
小沢健二さんは、私が一番好きなミュージシャンです。
さらに、地下鉄サリン事件が起こったときの、主人公・秋久(高橋海人)の高校での光景。
緑の公衆電話に生徒が詰めかけて、行列ができて…
95年だと、ほとんどの高校生はまだポケベル持っていなかったよね、なんて時代を復習しながら観てしまいました
電話かけるときは、当然テレフォンカードでかけますよね(笑)
ノストラダムスの大予言をうっすら信じている若者たち。
そんなこと起きないよ、と思いながらも、どこかで1999年に地球は滅亡するかもしれない、とも思っている。
今の若者に話しても信じてもらえないでしょうけれど、本当に私もうっすらは信じていましたよ、当時。
という具合に、1995年当時の感覚が次々と迫ってくるんですよ。
そうそう! みたいな
ドラマのちょっと粗いザラっとした感じの映像も。
まさか、こんなに懐かしさを感じる作品だとは思いもかけず、衝撃を受けました。
一体どんな方々がこの作品を作っているんでしょう。
どうして、95年の空気をこんなに醸し出せているんだろう。
2話以降はまだ観ていないので分かりませんが、少なくとも1話はとても「95年」でした。