映画『ヒトラーの忘れ物ー地雷の大地』☆少年兵の罪と罰 〜 山猫の巣 | 猫と犬との生活・ガーデニング・二次元鑑賞・手芸に勤しむ山猫

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10年ぶりに迎えた子猫はチャーミングな娘さんになりました笑。ほぼコニファーと睡蓮しかなかった庭をDIYしながらベリー類・野菜・ハーブ・バラ・クレマチスなどを育て始めて数年。たまに映画・アニメ・本などのことも。よろしくお願いします。

おはようございます😃


今日は『こどもの日』ですね。


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この映画は
第二次世界大戦後
敗残兵としてデンマークに取り残された
少年兵たちが主人公です。

撤退したドイツ軍は
死と破壊だけではなく
膨大な数の地雷をも
デンマークに残して行きました。

少年兵たちはその撤去を命じられます。

夜間は隙間風の吹き込む小屋に閉じ込められ

食事も与えられずに・・・


去年、市内のミニシアターで
この映画を初めて見ました。
切ないストーリーの映画なんだろうなぁと
思っていたら
切ないだけでなく
心臓に悪い映画でもありました。

『地雷の大地』という原題通り

全編を通して
『地雷』が
主人公たちを襲います。

地雷以外にも
ドイツに蹂躙され
圧政に苦しめられた
デンマーク軍人や住民たちが
少年たちに復讐しようとします。


ある少年兵が1945年に17才だとすると
生まれた時は1928年。

ナチ党が政権の座についたのは1933年なので
少年たちはまだ5才くらいだったわけです。

少年たちが
ナチを選んだわけではなく
物心がついた時には
そんな国だった。

けれども
ナチに苦難を強いられた人々に
そんな理屈は通りません。

そして
こうした悲劇は過去だけのものではなく
今も起こっているという事実。


世界中の子供たちが
笑って暮らせる
そんな世界を作りたいんじゃ!

という
とあるアニメキャラクターの言葉を
思い出しました。


子供たちにこんな後片付けをさせたくない。

そう強く思います。