「飛鳥幻想」裏話6 | おもちの気持ち☆

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私の今回の役名は「葛城皇子」です。

一般的には「中大兄皇子」と言う呼び名の方が通ってますね。

かく言う私も実は彼の名が本当は「葛城」だと今回初めて認知しました。
(中大兄皇子は二番目の皇子的な通り名だったんだね)


この「葛城」って名前、結構気に入ってたんですが、

物語の中でこの名前で呼ばれるのは、

実は冒頭の子供時代の2シーンだけ。


後は「大王(オオキミ)」と呼ばれていました。


本読みの段階では、「ダイオウ」と読み違える人続出。

演出さんが「それはオオキミと読むんだよ」と言ったそばから

「ダイオウ!」

「ダイオウ!」

と読み違える。


私はイカではない…。

ましてや頭が尻の形に割れてもいないだがや…。


そして稽古も終盤に近づいたある日
演出さんまでが
「ダイオウ」
といい間違える始末…。


もう「ダイオウ」でいいだがや…。


そして本番で使うワイヤレスマイクには

「額田」「うの」「大海人」「大王」


と書かれていた。

……わ、私には葛城という名前が……ぐはぁっ。


大切な事は二回言おう。
私は葛城という名が気に入ってたのだ。



大王は名前さえ無くす孤独な存在だと、
理解できた。


ちょっと寂しい大王の午後…。




葛城くん、しょぼぼーん。