一般的には「中大兄皇子」と言う呼び名の方が通ってますね。
かく言う私も実は彼の名が本当は「葛城」だと今回初めて認知しました。
(中大兄皇子は二番目の皇子的な通り名だったんだね)
この「葛城」って名前、結構気に入ってたんですが、
物語の中でこの名前で呼ばれるのは、
実は冒頭の子供時代の2シーンだけ。
後は「大王(オオキミ)」と呼ばれていました。
本読みの段階では、「ダイオウ」と読み違える人続出。
演出さんが「それはオオキミと読むんだよ」と言ったそばから
「ダイオウ!」
「ダイオウ!」
と読み違える。
私はイカではない…。
ましてや頭が尻の形に割れてもいないだがや…。
そして稽古も終盤に近づいたある日
演出さんまでが
「ダイオウ」
といい間違える始末…。
もう「ダイオウ」でいいだがや…。
そして本番で使うワイヤレスマイクには
「額田」「うの」「大海人」「大王」
と書かれていた。
……わ、私には葛城という名前が……ぐはぁっ。
大切な事は二回言おう。
私は葛城という名が気に入ってたのだ。
大王は名前さえ無くす孤独な存在だと、
理解できた。
ちょっと寂しい大王の午後…。

葛城くん、しょぼぼーん。