「軒下」と呼ばれる、大海人とウノのシーンで、
大海人がクリアに言い切った。
「私は忘れはしない。あの飛鳥のチビを…!」
その瞬間、兄である葛城皇子の脳裏を飛鳥のチビが占拠した。
飛鳥のチビ!!!!???
私は忘れてしまったのか!?
飛鳥のチビって誰Σ( ̄ロ ̄lll)
葛城皇子の頭に浮かんだのは、ミヅラを結った小さい人。
葛城皇子の想像の翼は、その瞬間無限大に広がった。
あのね、この時代の人の側にはね~
一人にひとりづつ「飛鳥のチビ」がついていてくれてるんだ。
大人になると見えなくなっちゃったりするんだけどね。
ほら、貴方の肩にいつもチビが乗っかって囁いてるよ。
「入鹿さー。あいつ邪魔なんだよねー」
「殺っちゃえ殺っちゃえ!」
ああ、飛鳥メルヒェン(何故ドイツ語…)
写真は
台本の隅に葛城の手によって書きなぐられた、貴重な飛鳥のチビの絵。

ちなみに正しいセリフは
「飛鳥の日々を…」です。