16日、小学生の卒業式がありました。と、同時に、受験で一年間ピアノレッスンをお休みされていたYちゃんから、メールが入りました。


「先生、卒業しました。そして、今月末に引っ越すことになりました。」と。



幼稚園からのお付き合い。

中学年から一日おきに塾に通いながらも、ピアノにも頑張って来てくれてました。

学校と塾の宿題、そして補習などでピアノの練習はほとんど出来ない状況でありながらも

「先生、ごめんね。練習できてないんだ。」は、1ヶ月に1回の決まり文句。


ぜんぜん、かまわないの。

Yちゃんには、小さい頃から類まれな才能があって、既に彼女自身もそれに気づき、将来はこうなる!という希望というよりも

決定事項があるんです。

それなのにもかかわらず、

「忙しいから、ピアノはやめたら?って、促すんですけど、うちの子は先生が好きなんです。」って、お母様から何度も

申し訳なさそうにお話をしていただきつつ、通ってきてくれてるんですもの。


何が理由であれ、音楽が好きであってくれることが私の一番の理想。(あ、、、息子への態度を改めなくちゃ・・・)



そんなYちゃんが、お引越し・・・・


努力が叶い、中学受験で希望校に合格しました。

Yちゃん宅の事情を察すれば、間違いなくお引越しをしたほうが幸せなのです。


「この1年間で、渡したいものなどがありました。ポストに入れておいていいですか?お返事ください」と締めくくってありました。


メールを頂き、あまりの寂しさで正直、直ぐにお返事が出来ませんでした。


至らないながらも私は彼女の先生。。。

こんな情けない、品位の無い行動はいけない、と翌々日に正直な気持ちをお返事しました。


「ポストに入れずに、お茶しにきてください。」と。


この一年間、何回もお誘いしてましたが、お母様が遠慮させていたようで、ご近所ながらお会いできませんでした。

今回は、お母様の許可も出て、遊びにいらしてくれたのです。


始めは、レッスンと違うシチュエーションのため、緊張していたようなYちゃんでしたが、そろそろ帰宅という頃にはいつもの調子が戻ってきて、お話しが尽きませんでした。


そして、

何度も聞き返してしまったのですが!

「金曜日にレッスンしていただけるのでしたら、東京から通いたいの。お母さんも日程を聞いておいで、と言ってたし。金曜日なら、お母さんが車で送迎してくるって。私立なので土曜日も学校がある日があるけど・・・」と、なんて嬉しいご提案。


負担になるのでは、と私は恐縮しつつ、このまま別れになるのはあまりに辛すぎて、

「1ヶ月に2回レッスンでもかまわないと思うけど・・・・大変だと思うわ。4月に学校へ通ってみてからもう一度お母様と相談してみてね。」と、可能な時間帯をメモしてお渡ししました。


東京にはもっともっと立派な先生がいるわよ、と申し上げなければいけなかったのですが、Yちゃんと離れがたいんだもの・・・



足の怪我のせいで、プレゼントしたかったものが買えず、

ネットにて通販した雑貨を記念に、それと、私の宝物。

20年近く前に訪れたザルツブルグのモーツァルト記念館で購入した絵葉書に気持ちをしたためました。



またお会いしたいな、Yちゃん。

それまで、お元気で。