洋食器を集めるようになって15年以上が経過しました。
事の始まりは音大時代、友人たちと卒業旅行へ4週間、ヨーロッパを旅してからでしょうか。

スイス、オーストリア、ドイツ、フランクフルト、ルクセンブルク、フランスと6カ国を巡りました。
飛行機を使用したのは行きの日本からスイス、帰りのフランスから日本のみ。
途中は全てバス旅行といった、今考えると大変贅沢な旅。

入国1国目のスイスではシャガールがふんだんに飾ってある五つ星ホテルに4泊しました。
多分、きっと現在も憧れるゴージャスで、そこそこデコラティブ、スケールが大きいスペース使いや、用具に装飾は、旅や生活を豊かにしてくれる、とインプットされたのはこのホテルのお陰でしょう。
趣味的なものが培われたのがこの国、このホテル、と断言できそう。

カルチャーショックが理想そのものとなったのだと思います。

日本と違う広さがあってこその装飾ですが、感性が磨かれたひと時だと思うと、若い頃の経験って、本当に大事。

スイスでは時計、ドイツでは革製品・コロン(ケルンが発祥だそう)そして食器、オーストリアではチョコレートに、フランスではご想像通り(?)有名ブランド店に通いつめ、信じられない散在振りを発揮してきたお買い物好きです。

う・・・思い出すと大変恥ずかしい。ですが、今となっては羨ましいほどの豪快ぶり。
(そうそう、シャネル本店ではあの当時の郷ひろみ元夫妻が来ており、奥さんがご熱心にお買い物を、ご主人は本を読んで待っておりましたっけ。パリの免税店ではシンクロの小谷美加子さんと遭遇し写真を一緒に撮らせていただきました。)
そんな時代です。

時はバブル。
似たもの同士のバブリー星人ばかりが出かける旅。
驚いたことに誰も不安などもたず(実はこれが不安だったりして)、期待のみしかないわたくしたち。
そんな中、旅のスケジュールをきめ細やか且つ、音大生らしい内容をしっかりと盛り込み、驚くほど完璧に作ってくれる貴重な友人がおりました。

行く先々では、宮廷やオペラ座での音楽コンサート、もちろん美術館に教会。
ドイツでは音楽大学を訪ね、公開レッスンにも参加させていただきました。

記憶は大分不確かになっておりますが感動は未だ新鮮。

お食事はホテルであったり、紹介していただいた地元の方々が行くレストランであったり。お味一つとっても観光者用のレストランと地元民のレストランで全く違っていたのには驚きました。

ロマンチック街道の長い道のり、ハイジの舞台となった草原に山小屋、大小含めたお城やベートーヴェンが散歩をしたウィーンの森。
芸術家が過ごした家の数々に眠っている墓地。

美術館になど納まりきらない芸術の息吹を肌で感じたものです。


あれから、長い月日が経ちました。
その後、友人たちとは国内旅行はしてきたものの、皆よき伴侶を得、子育てを楽しみ、また悠々自適に独身を謳歌している羨ましい輩もいたり。
それぞれの生活パターンが違うこともあり、会って話すことよりも、メールや電話で話すことが常となりました。
(何しろ日本全国に散らばっております。)

わたくしも、その後は主人や義両親との旅行を楽しむようなりました。ご一緒する人によって、訪ねる場所や内容が全く違うものです。
(主人との旅行は、ほぼわたくしの趣味で埋め尽くされますが)

感動、感想の度合いと言ったらそれはもう全く・・・。

息子にも、時期を窺いながら、旅の経験をしていってもらいたい。

先日、大学時代の友人たちと、ゆっくり話す機会がありました。
思い出話をまじえ、レッスンの悩みなど尽きることがありませんでした。

アルバムを開き余韻に浸っています。



本日のお写真はわたくしが今一番気に入っているロイヤルクラウンダービーのロイヤルアントワネットです。
後に訪ねた、代表的なイギリスの食器ではありますが、欧州のイメージと憧れにぴったりのデザイン、重厚さが感じられるのです。


一緒に旅行へ行った友人から鋭い突込みがありました・・。
旅行は28日間、4週間の旅でありました。ボケがかなり入っております。ここに訂正をさせていただきます。