参考図書📕:のしあがる力。
今はテレビで見かけなくなりましたが、元お笑い芸人入江慎也さんのご著書です。
人脈モンスター(←敬意)と呼び声高い入江さんのヒミツがいっぱい。
とっても勉強になります。
筆者が、一年を通して、一番多く会った人=今田耕司さんの言葉
「入江。社長と飲んで、気分良く盛り上げるのはいいけれど、自分でも価値をつけていかないとずっとこのままステイだぞ。頼られる、と、使われる、はえらい差だからな」
==外面を磨く==
●ファッション
定番スタイルのスーツに、ひと工夫加える。ネクタイ、時計、靴などで、個性をアピール。
必ずどこか1点「こだわってますね」と言われるようなアイテムを取り入れる。
毎回、同じもの(色)を身につけることで、印象を固定し、相手の記憶に残りやすくするのも手。(いつもピンクのネクタイをする 等)
●挨拶
いつも明るく、笑顔で、元気よく挨拶する。
当たり前のことのように思えるが、意外に、ヘラヘラ挨拶する人、威圧感丸出しの人は多い。
関係する人皆に「この人となら、良い仕事ができそう」と思ってもらえるように。
●清潔感
外見が良いと、仕事ができる、と思われやすい。
身だしなみと適度なオシャレは必須。
歯の色、肌質、ヘアスタイル、手や爪のケア、脱毛ケアなど怠らぬように。
●若々しさ
実年齢より若く見えることは必須。
健康的な生活を心掛けよう。
==内面を磨く==
●「なんですか、これ!?」というツッコミどころを持つ
相手のファッションや持ち物などで、変わったものがあればそれについてツッコむ。
早々、ツッコミどころなんてないかもしれないので、あえて自分の持ち物(スマホケース、お土産のお菓子など)の中に、変わった要素を取り入れ、ツッコミネタを用意しておく。
相手の印象に残らなければ、会わなかったも同然!
●親近感
普通のお辞儀では物足りない時、一歩進んで握手を求めよう。
いきなり手を出すのが難しければ「すみません・・・握手して頂いてもよろしいですか?」とひと言添えれば、たいてい握手に応えてくれる。熱意も伝わりやすい。
●名刺交換から自分のペースに巻き込む
名刺交換している間に、次会う約束を取り付ける。
さり気なく「次の仕事で○○に行くんですよ。どこか美味しいお店知ってますか?」と話しかけ、「焼鳥の△△っていうところ、おススメですよ」などと返ってきたら「焼鳥好きなんですか?◆◆知ってます?すごくおいしいので、良かったら一緒にいきませんか?」と誘う。
お誘いする時のポイントは具体的に「料理」や「店」を挙げること。
たとえ断られても「じゃ、改めてお誘いします」と爽やかに言えばよい。
翌日のお礼メールで、良かったらお食事でも…と誘う人は多いが、相手が何百人もの人と名刺交換していたら「ん?誰だっけ」となることもあり得る。
会食に行く時、持参すべき物
・シミ取りペーパーを持っていくと◎。
・メモ帳
・バンドエイド(靴擦れ対策)
・キャベジンやウコン
==SNS 利用法==
●相手が「今興味を持っていること」を知るためにチェックする
ストレート過ぎる「あなたのこと知ってますよ」アピールは、なんだか私生活を詮索されたような気分になる。一方的な親近感を持って距離を詰めようとするのは×。
SNSを見て、相手が最近ランニングを始めた、という事がわかったら、会食には『最新のランニングシューズを履いていく』というのが正解。
あくまで会話を振ってもらう事前準備として使う。
●知らないワードが会話で出たらすぐ検索
相手との会話でわからない事が出てきたらその場ですぐ調べる。「○○ってこういう事なんですね」と相手に伝えればいい。また、自分がわかっていても周りに知らない人がいることに気づいたらすぐに検索する。知らない人からは気がきくな、と思ってもらえる。
また、本や漫画をおすすめされたら、その場ですぐネット購入。
●メールやSNSはすぐ返信
忙しい社長ほど即レス。
たいして忙しくないのに忙しいふりをして、わざと返信を遅くする人、いませんか?忙しいアピールをする人ほど、実は暇。
とはいえ、LINEを既読にするのは、返信できるタイミングで。つまり、既読をつけたら、即返信!
仲が良い友達には「僕がこのスタンプを送った時は、今すぐ返信できない状態だからよろしく!」と予め伝えておく。
返信する時は、相手の熱量に見合った”文章量”と”スタイル(絵文字の使い方など)”で。
SNSのプロフィールのアイコンは同じものを使い続ける。
入江式 アイコン心理分析
プロが撮影した自分の顔写真 : ルックスや社会的地位に自信のある人。
ペット : 寂しがり屋。自分をかわいく見せたいと思っている。
自分の後ろ姿 : 容姿に自信はないがどこか目立ちたがり屋。裏表がある。
子供(甥や姪) : 家族を大事にしていることをアピールすることで、優しい人だと思われたい。甥や姪の場合は、ペットタイプと共通点がある。
集合写真 : リア充アピール。中には、実はメンタル不調では?と感じる人も。
景色 : その景色のイメージを自身に求めている人。常夏ビーチの写真なら明るい自分になりたい、とか、星空や夜景ならセンチメンタルな状況にあることを表している。
自分の変顔 : 人の興味を引きたい構ってちゃん。
海に向かってジャンプしている自分 : 明るくノリが良い。
ラテアート : 良くも悪くもガードが堅い。印象は薄いがいわゆる良い人。誰が見ても不快にならない写真をチョイスしている人はこの傾向がある。
初期設定のまま : SNSに執着しない、マイペースな人。
海外アーティスト : そのアーティストに憧れて自分磨きをしている意識高い系のかわいい女子。
アイコンをコロコロ変える : SNS依存。極度のかまってちゃん。
●大人数グループLINEでパーティのお知らせをするとき
「参加できる人は返信無しでOK。参加できない人のみ、個人LINEの方へ返信してください」と送る。そうすれば、不参加の人が明確になり、先輩の手前言い出しづらいという人もちゃんと言える、というメリットがある。
のし上がるための前提条件
仕事もプライベートも、マメであること。
仕事も人も雑に扱えば、チャンスを逃す。
なんだかんだ言っても根性論。
ここさえ乗り切れば!という大一番の時、スキルより根性が物を言う。
どんなことも「報告・連絡・相談」が大事。
これを怠ると、思わぬ深刻な事態に陥る場合がある。
不具合があればすぐ修理。
見てくれの悪さを放置する人は
何事もうまく行かない。
(スマホ画面のヒビ、服のほつれ等)
お誘いにはスピーディに駆け付ける。
行った先に何かある!とどんどん行動すれば
何かが始まり、何かを得られる。
他人の評価はアテにしない。
実際に食べログでも、低点数の中に隠れた名店は多い。
口コミはあくまで参考。
何事も自分の目で見極める。
一歩進んだ人脈の広げ方
●初対面や目上の人を誘う場合は、まずは「誘う目的」「集まりのテーマ」をきちんと告げる。ただ会って終わり、にならないために合う目的をお互いに認識しておくべき。
●職場を去るときは、きちんとけじめをつける。無責任な辞め方をしてしまうと、周囲に迷惑がかかるばかりでなく、せっかく頑張った歳月が、その一瞬でチャラになる。
人脈とは、自分の行動によって直接つながるものばかりでなく、自分が知らないところで、自分を知ってくれている人たちのおかげで繋がったりすることがある。だからこそ、どこの場でも、卒のない対応をしておくべき。
●自分の思いは隠さず、表現する。
得てして、喜怒哀楽がわかりやすい人の方がつき合いやすく、好かれる。クールでドライ、は熱意が伝わりにくく、損をすることが多い。
●プレゼンは、プランの秀逸さと同じくらい、プレゼンしている人自身の魅力も測られる。いくら内容が素晴らしくても、本人が暗かったり、ひねくれたところがあったり、勘違いしているような性格だと、社長から好かれず、チャンスももらえない。
「この人となら一緒に仕事がしたい」と思ってもらえれば、たとえその時のプレゼンは通らなくても、後々応援されるようになる。魅力を磨こう。
●多くの人が集まる場で、しゃべりすぎも黙りすぎも×。「自分は人見知りなので」と言っている社会人は×。
たとえば10人で2時間の飲み会をする場合、120分÷10人=12分。←自分をアピールできる持ち時間は、せいぜい12分と心得よう!
●飲み会は、二次会、三次会・・・と最後に行くほど話題がディープになる。自分の憧れる上司や先輩が残っていたら、自分も色々気をまわしながら(上着を掛ける、注文する、空いた食器を下げる、話を聞く、忘れ物がないかをチェックする、タクシーを拾う…等)最後まで残ろう。ただ、上司が「もう終電がなくなるから帰りなさい」といったら、空気を読んで帰ろう。
●待ち合わせこそ、人間性が試される。
先に着き「今、着きました。○○の近くで待っています。プラプラしているので、ゆっくり来てくださいね」と気遣いのメールを送ろう。
●今、自分ができることを自ら見つけて行動する。
例えばパーティなどで先輩や上司のフォローをする。
あるレセプションパーティでの事。入江さんの後輩ストロベビーのディエゴさんは、他の後輩芸人たちが今田さんや宮迫さんに群がる中、先輩たちにはきちんと挨拶した後で、店内のあまり盛り上がっていないテーブルを見つけては声をかけ盛り上げたり、また、入江さんがお客さんと会話中他のお客さんにつかまって話が途中で終わってしまったりした方のところに行きフォロートークをしてくれたり、パーティの後SNSに使えそうな画像をさり気なく送ってくれたり・・・と、出来ることを自分で見つけてどんどん動いてくれた。
●人より抜きん出るための工夫をする。
プレゼン資料にアロマを一滴たらして良い匂いをさせる。
奢られて当たり前の状況でも、自分の立場でどういう恩返しができるかを考える。
●自分から話しかける。無口のままではチャンスは訪れない。
積極的に話せる人というのは、なんらか「自分なりの強み」を持っている。また、むやみに「忙しい」と言わない。
●雑談スキル=相手に合う質問を投げかけること。
相手の趣味や得意分野に関する事なら、話が続きやすい。そのためには日ごろからアンテナを張り巡らして情報収集しておく。
【世代別 鉄板トークテーマ】
20代(若い世代)は スマホ関連。アプリなど。
30代なら「地元はどこ?」ふと過去が懐かしくなる時代。
40代なら 健康について。
美味しい飲食店の情報はどの世代にも受ける。(焼鳥、焼き肉、寿司、イタリアン、野菜にこだわる店、ハラルやビーガンに合う店、お酒が充実している店、大衆居酒屋など、いろんなジャンルを押さえておく)
ワイドショーはチェックしてゴシップネタも仕入れておく。
●社長が喜ぶ質問は予め準備しておく。
業界によって喜ぶツボが違う。
【建設業界の社長】・・・体育会系が多い。
「社長、昔やんちゃでしたよね?」
「30代で、もうお子さんが中学生ですか」
「あのビルの足場は社長が組んだんですね。」
体力に自信があるのか、お酒が入ると腕相撲をしたがる傾向もある。
若くして結婚し、奥さんが美人な傾向もある。
【IT業界の社長】・・・草食系が多い。
「何歳で起業したんですか?」
「あのアプリを作られたんですか?」
「その話、メモさせてください」
離婚率が高いので、リスクの高い家庭ネタは控え、社長ご自身のことを教えてください、という質問が良い。
【社長全般にウケるワード】
「社長、いつ寝てるんですか?」
「Suica持ってるんですか?」←親近感を持ちます!アピール
「僕、これ初めてです!」
キラーワードを駆使しつつ、オーバー気味のリアクションでちょうどいい。