参考図書📘:人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方
昭和、平成、令和・・・
だんだんと世代を超えての会話が成り立たなくなっているらしい。
由々しき事態で、これは会社でインターン受け入れをしていても感じてたこと。今更だけど、でも、正直どう言ったら正しく思惑通りに伝わるのかわからない。反対に、向こうが言う事の受け止め方も、これであっているのかわからない。
答え合わせができたら、と思い、縋るように本を開きました。
世代間のコミュニケーション特徴
昭和世代
一方的にしゃべる
勝ち負けやメンツが大事
バシッと、ガツンと、等の擬態語多め
論理より、感情論
言うだけ言って後は部下に丸投げ
平成から見たら → 精神論ばかりで戦略がない
令和から見たら → 無意識にハラスメント発言してる
平成世代
あまり自分の意見を言わない
人に任せるより自分でやった方が早いと考えがち
悲観的だが、人をいたわる優しさも
昭和から見たら → リーダーシップに欠け、冷めてる
令和から見たら → 上の言う事ばかり聞き、下の言う事は聞かない
令和世代
「私は話すのが苦手で…」と先に弁解する
「無理」「限界」という拒絶言葉が多め
ネットリテラシーを低い人を下に見る傾向
論破を好む
昭和から見たら → 何を考えているのかわからない
平成から見たら → すぐ不満を言う
具体例
・プレッシャーに押しつぶされそうな部下の心を軽くする言葉
「失敗したっていいじゃないか。そりゃ成功するに越したことはないけど…でも、一番大切なのは、思い出に残る仕事をすることだよ」
・自分の企画が通らないことに対し不満を言う部下にかける言葉
シビアになぜダメか諭した後は、ちょっと冗談っぽく「○○さんは、今、「○○2.0」にバージョンが変わるときなんだよ」
・部下の浅はかな考えを諫める言葉
「○○さん。これは上司ではなく、一人の友人の忠告だと思って聞いてほしい」
・仕事のできない部下を励ます言葉
能力を認めるのではなく、その人が所属すること、一緒に仕事をすることを「歓迎する」という表現をする
・「こんな仕事、やる意味がない」という部下にかける言葉
「君はこの仕事を、やる意味がないと思うんだね。なぜかな?」
反抗的なセリフは、復唱して聞かせる。
・中途入社した人にポジティブな印象を抱かせる言葉
「君が、○○くんか!待ってたよ!」
呼びかける名前はパワーワードになる。
・自分を卑下して予防線を張る部下に対してかける言葉
「自分にできないってレッテル貼るのはやめようよ?」
・いっぱい仕事を振られてアップアップの部下にかける言葉
「信頼できない人にパスは回ってこない」 忙しさ→信頼の厚さ と言い換える。
「できると信じれられてるから頼まれるわけで、パスが回ってくることが凄いよ。もっと自分を誇っていいと思う」
・ノリに乗ってる部下には「頑張れよ!」
少しお疲れ気味の部下には「頑張りすぎるなよ!」
【嫌われワード】
「こうなると思った」「だから言ったのに」という後出しじゃんけん的言葉
「簡単でいいよ」「どっちでもいいよ」「言ってくれたらやったのに」は、優しさではなく、相手を困らせるだけ
「もっと頑張れるでしょ」は脅迫言葉
「なるほど」は、上から目線の大名言葉。本来は目上の人が使う言葉。偉そうに聞こえないようにするためには「なるほど!」のあとに「それを聞いて理解できました。」「そういうことだったのですね」と付け加えればいい