参考図書:よけいなひと言を好かれるセリフに変える働く人のための言いかえ図鑑
悪気が無くて、ついつい発してしまう余計な言葉。
自分も「あ~、あれは失言だったなぁ」と反省することがしばしばあります。
でも、その瞬間は、悪気なんて1ミリもないのです。
多面的なものの見方が、その瞬間、できていれば防げた失言・・・。
そういった失敗が少しでも減るように、読んでみた一冊です。
・人間関係のストレスを増やさない方法
適度な距離感を保つ
役職や性別年齢にかかわらず、相手を尊重し、対等でいる
ポジティブな言葉を意識して使う
本音を言える場所を持つ → 身近な人間関係がうまくいっていれば、人は幸せを感じる
・容姿よりも表情や雰囲気を褒める
×「モデルさんみたいですね」「モテそうですね」「背が高いですね、スポーツやられてるんですか?」
〇「笑顔がすてきですね」「お話、おもしろいですね」
・いきなり距離感を詰めるセリフはNG
×「初めて会った気がしないですね」「友達に似てます」
〇「緊張する場でしたが、○○さんとは話しやすかったです。助かりました」
・なれなれしい話し方は危険。誰に対しても丁寧語で。
×「これから仲良くしようね」
〇「これから仲良くしていただけると嬉しいです」
・人見知りアピールは大人げない
×「人見知りなんです」
〇「初めての人ばかりで緊張しています」
・漠然と大変さアピールはNG
×「仕事と子育ての両立が大変ですので、よろしくお願いいたします」
〇「保育園に送ってから出社しますので、しばらくぎりぎりに駆け込むと思いますがよろしくお願いいたします」
〇「しばらく時短勤務になります。ご迷惑をおかけします」
・どうせ引き受けるのなら、相手をモヤモヤさせる後ろ向き応答は×
×「できなくはないですけど」
〇「来週までお時間頂ければなんとかできると思います。お手伝いします」
・得手不得手で仕事を選ぶ姿勢はNG。できなくても頑張りたいというやる気がアピールする
×「そういう仕事は苦手なんです」
〇「その仕事は自信がないので、サポートをお願いできますか?」
・相手の非を責めない
×「そんなの聞いてません」
〇「それについては把握しておりませんでした」
〇「変更があるときは、口頭だけではなく、メールでもご指示いただけると助かります」
・できないことについて謙虚にサポート依頼する
×「やり方がわかりません」
〇「どう改善すればよいか、具体的に指示していただけると助かります」「過去の事例を見せて頂けますか?」
・部下に、要望は責務を全うしてから、という意識を持たせる
×「まだ何もできない新人なのにわがままなんじゃないの?」
〇「要望を通すために、今の業務で成果を出せるように取り組んで」
・ネガティブ評価は言葉に気を付ける
×「あの店、味が落ちたね」
〇「あのお店、印象が変わりましたね」
・悪口ではなく、自分と価値観が違うという事だけをいう
×「部長、性格悪いよね」
〇「部長とは、私とは合わないように感じるんだよね」「部長に~~って言われて傷ついたんだよね」
・クレーム対応では、問題点を明確にしようという聞き方で
×「どういうことでしょうか」
〇「お話しやすいところから、状況を伺えますか?」
・自己アピールで、断定的な言い方は逆効果
×「誰とでも仲良くなれるタイプです」
〇「苦手な人とも折り合えるように努力できます」