SHATNER of WONDER #1 『ロボ・ロボ』(2014.09.01ソワレ千穐楽) | MY FAVORITE THINGS

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うっかりハマった観劇の感想を中心につれづれと語ります。
最近はスタジオライフ/松本慎也さん/矢崎広くん/ミュージカル関連の感想が中心です。

〈キャスト〉

 レコーダーMR5:矢崎 広
 アナライザーT1:陳内 将
 コック900:鈴木 勝吾
 ワーカー503:川隅 美慎
 ゲーマー707:塩崎 こうせい
 ドクター1001:根本 正勝
 ナビゲーター104:村田 充


〈感想〉

    僕はもう記録ばかりは嫌だ。
    記録ロボットなのにどうしてこんな気持ちなんだ。
    分析してくれよアナライザー。
    僕はどうしてこんな気持ちなんだ。

がんばって覚えたんだけどちょっと違うかも?
このレコーダーのセリフがとても印象に残りました。

本来プログラム通りにしか動かないはずのロボットが、自分の機能に疑問を持つことってあるのかな。
それって限りなく人間に近いんじゃないだろうか…と見るたびに考えてしまいました。

レコーダーは起きた事実をひたすら記録するだけという、ロボット7体のうち最も単純な機能のロボットであり、受け身のロボットでした。
仲間がどんどんと狂ったり機能停止をしていくなかで、どうすることもできずひたすら記録していくことしかできないのです。
そして再生機能はだんだんと砂や潮風の影響でノイズが混ざるようになってしまっていくわけです。
それでもひたすら記録するしかできない。

もしこれが人間だったら「悲しみ」なんかを堂々と表現できるのに、今回は本来感情がないロボットという制約があって、泣いたり声を荒げたりなんかできない状態なのにレコーダーが悲しんだり、苦しんだりするのが良くわかりました。
なんて素敵な役者なんだろう!ってそこに感動し、そしてレコーダーに感情移入していってしまいました。

ふと思ったのが、私が見た舞台というのは、もしかしたらレコーダーが記録した映像を再生したものなんじゃないか…ということです。
もしそうなら、レコーダーとコックはみんなの想いを乗せて無事に北の大陸に着いた…ってことになるなぁとちょっと幸せな気持ちになりました。
彼らは無事に着陸し、こんなことがあったんだよって多くの人に言い伝えられていったらいいなぁ。
もちろん彼らが受け入れられるかはわからないけれども、受け入れられたと信じたいと思います。

色々感想やら想像やら妄想やらが入り混じって何言いたいのかよくわからなくなってきましたが、とにかく素敵な作品でした!

カーテンコールは4回ありました。
2回目には陳内君が挨拶をしましたが、「ありがとうご$%#&?」噛んだww
3回目はぴろしの挨拶が。
昨日に引き続き、美慎だけ出てきて他が出てこない!っていうプチドッキリ?をして、美慎が「3回目―!!!!」ってキレてたww
4回目はスタオベ。
こんなに義務感なく自然とスタオベ起きたのって久しぶりだなぁと思いつつ、心からのスタオベをしました。
ぴろしがシャトナーさんを呼び込んでシャトナーさんの挨拶がありました。
マイクがないからぴろしのマイクで声を拾うべくぴろしの右のぽっぺたあたりでしゃべるシャトナーさんがちょっと面白かったです( ´艸`)
最後の最後にはけるとき、ぴろしがいつものようにマイムで袖まで行って手を振ってくれましたが、そのあとです!
肩をすくめるような「記録」のマイムを!
舞台からの景色を「記録」してくれたのかな…とうれしくなりました(*^▽^*)
とても素敵な笑顔で「記録」する姿を私も目に焼き付けて記録させてもらいました。

これで私の夏も終わったわ…としみじみ。
明日からは仕事ちゃんとしたいと思います(笑)