〈作・演出〉
中屋敷法仁
〈キャスト〉
クレーゼル:浅香航大
ヘンチュ:池田純矢
ビューロウ:稲葉友
ベルニウス:戸塚純貴
ベーム:永島敬三
クルック:平田裕一郎
バラック:宮下雄也
ヒュッケル:矢崎広
〈感想〉
昨日の観劇2本目はなかやざきでした。
自分としては見られるのが最後だったので、ガッツリ見るぞー!と気合十分でした。
やっぱりフランダースの負け犬はとても好きな作品でした。
賛否あるのもよくわかりますが、私は大好き!
残念ながら世界史はフランス革命までしか高校で習わず、受験も日本史使っちゃったのでいまいち知識が足りてない時代が舞台でした。
しかし、時代・国・人を問わず、大なり小なりこういったことは起こるのではないかと考えさせらました。
「友達」や「裏切り」というった普遍的なテーマを『フランダースの犬』という誰でも知っている名作にうまく重ね合わせられていたと思いました。
「君にパトラッシュが救えるか?」
という煽り文の意味が劇中で明らかになるわけですが、想像以上に重い言葉だったなと思います。
ベタといえばベタですが、ヒュンケンルの訓示は伏線であり、伏線が綺麗に回収されていてすっきりといった感もありました。
「パトラッシュ… 疲れたろ。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。パトラッシュ」
なんどか登場したセリフですが、場面によって全く違った感情が生まれてきました。
ぴろしが3度(ラストはちょっと違うけど)、永島さんが1度かな?
面白かったり、感動したり、気味が悪かったり。
これからこのセリフはちょっと冷静に聞けなくなりそうです。
ラストのこのセリフをいうぴろしヒュンケルが昨日はとても穏やかな表情をしていて、ああ彼は本当に疲れてしまったんだなぁとしみじみと感じました。
また、バラックとの関係も、セリフのたびに深まっていったのだと。
色々言いたいことがありすぎて、逆に何も言えない感じになってますが、とにかく大好きな作品でした!
テンション高く語りにくい内容でしたが。
どうかどうかなかやざき第2回公演がありますように!!!