あけましておめでとうございます。


このアカウントは都内の散歩記事が主なのだが昨年秋口ころから転職やら引っ越しやらでバタバタとしており散歩を敢行出来ていないため、ここ数回は散歩に全く関係ない記事が更新されている。


年明けから新しい散歩の記事を書けるかなーと思っていたが、もう少し時間が必要そうなので散歩に関係ない記事がしばし続きますがご容赦ください。(年明け一回目なので記事の補足を……)


さて、今回はタイトルの通り漫画の話!


「今回は」、と言いつつシリーズ化の可能性を考慮してタイトルにナンバリングをしているあたりから推して知るべし、おれは漫画が大好きである。


少年ジャンプとかマガジンの発行部数が頂点だった時に小中学時代を過ごした世代である。漫画と疎遠な同級生はいなかった。


200円を握りしめて近所のスーパーにジャンプを買いに行った日々よ。。今はいくらなんだ?

(調べたところ電子版と雑誌版があり、雑誌のほうは290円だそうだ。なんと!)


当時は発売日の火曜日が楽しみだったなー


……ああ、違う、懐古をしたい訳では無くて。


なぜ急に漫画の記事を書きたくなったのかと言うと先月、冬目景(とうめけい)という作家の原画展に行ってきて漫画熱が再燃しているからだ。

 

 

いつまで続くか分からないが思いついたら好きな漫画(あるいは漫画家)の紹介や所感を書き殴っていきたい。


初回は漫画熱再燃のきっかけをくれた冬目景先生を。


冬目景は「羊のうた」「イエスタデイをうたって」などの代表作がある漫画家、イラストレーターだ。


代表作はアニメ化や実写映画化もされているので漫画好きな人であれば知っている人も多いのでは?長らく作家として活動していることから鑑みても「人気作家」と括って良いと思う。


原画展をやっていることを知ったのはたまたまだったが、知った瞬間から「あ、いつ行こうか」と考えるくらいに好きな作家の一人である。


何がいいかって。


まず圧倒的に絵が好み。


冬目先生は元々、美大で油絵を専攻していたそうで、油絵のタッチで描かれるカラー絵や、筆などを用いた原画は重厚さや叙情をビシビシと感じる(そして可愛い。これ重要ね笑)。


※着物の柄と油彩がとてもマッチしている


漫画って、絵と文字で物語が展開されていくコンテンツだけど、冬目先生の絵は文字以上に語る、というか。

 

 

絵から人物の心情だったり感情を多分に想起させる。非常に魅力的である。


そして、絵と同等に魅力的なのが、作中の人物達が織り成す機微な人間模様の描写だ。

 

 


それは作品によって、人との距離感だったり、微妙な心の変化だったり、力強い意志だったり、様々だけど、総じて「人」や「人生」に対しての深い洞察と、繊細な感受性と、何より愛が無ければ描き得ないのではないかと思っている。


原画展の後、
家にあった冬目先生の作品を読み返したのは言わずもがな、未読の作品もアマゾンでポチり、果ては最新作の単行本も書店で購入、と年末年始は冬目景熱に浮かされた。


超絶わがままな希望だが冬目先生にはおれが死ぬまでは作品を発表し続けて欲しいと思った。


今回はここまで。


あ、ちなみに冬目先生の作品の中でもし一つお勧めするのであればやはり代表作である「イエスタデイをうたって」かな。


最新の「百木田家の古書暮らし」も古書というモチーフを中心にした謎や人間模様が楽しみな作品。


機会があればぜひ読んでみてください!

 

 

では、今年もよろしくお願いします。