※旧中野町区役所があった宝仙寺。仁王像カッコいい。背筋が伸びるよね

 

 

中野から西方を巡る散歩記事2回目。

開始からほどなくして堀越学園にぶちあたり、東京にどこまでもミーハーなおれは充実の散歩の予感を携え歩を進めていく。

 

 

堀越学園の外周を辿りつつ南方面へ。

 

 

ところで前回の記事から新しいGPSアプリの経路画面を載せている。

 

 

5月にスマホを壊してしまい新しく買い替えたのだが、これまで利用していたGPSアプリを再インストールしようとしたところ、なんとアプリが終息したようで検索にヒットせず!

 

 

スマホアプリのサイクルの早さに驚きつつ、新しいGPSアプリを探すことになったのである。無論、フリーアプリで。

 

 

当初、すぐに代わりのアプリは見つかるだろうと思い、これまで利用していたアプリをインストールした時のようにAppストアで「GPS」「散歩」「ルート」とか適当にそれらしい検索ワードを入れてみると順当に数多のアプリがヒット。

 

 

「自身の散歩の記録」「ブログにスクショを載せる」という二つの目的が果たせればよいのでどれも大した違いは無いだろうと思い、これまた適当に好みのアイコンのアプリを選んでインストールしたのだが……、最初のアプリは移動に関する情報は細部まで記録されるが地図データがスカスカで拡大をすると道路以外の情報がほぼ表示されず。ブログに載せる際には出来るだけ近隣情報も表示させたいのでこれは却下。

 

 

気を取り直して別のアプリをインスト―ルしてみると、今度はインターフェイスが妙にガチャガチャしていて地図表示の領域が狭く使い勝手が悪い。次のアプリはログの取得を開始した起点が常に地図に表示されるというよく分からない機能になっており、道中の周辺地図の表示に向かない、と存外に適切なアプリ探しが難航。

 

 

たった二つの目的なのだが、いい具合に双方基準を満たすものがなかなか見つからない。

 

 

止む無く長期戦を選択し、散歩に出るたびに新しいアプリをインストールして使い心地を確かめるということをしばしの期間繰り返していた。

 

 

そして!

ようやく個人的合格点をクリアしたのがこのアプリである。

 

 

地図領域は十分に広く道路以外の情報も充実、ログ精度もかなりよく、地図操作に制限も無い。

敢えて、敢えて言うのであれば移動速度や距離表示が設定でON/OFF出来れば尚良しなのだが、贅沢は言うまい。

 

 

と、長々と書いたが、このアプリはおれ的用途に素晴らしく適切であり、こんな便利なアプリを無償で提供してくれる開発者に感謝を表明したかったのである。ありがとう。

 

 

宣伝では無いのでリンクなどは貼らないが「ウェイログ」というアプリです。万一、おれのような用途でGPSアプリを探している人はぜひ一度お試しあれ!

 

 

さて、アプリのレビューブログと見紛う文量を費やしたところで本来の話に戻ろう。

 

 

えっと、なんだっけ?

ああ、散歩だな、散歩。そうそう、中野だ。

 

 

……アプリの話に熱中し過ぎた。

 

 

堀越学園を南下したところで出会った自然味溢れるご邸宅。

家屋正面はまだ白い部分も残るが、側面はかなりの浸食具合だ。

 

 

これ、一度家の中から窓を見てみたいよね。

 

 

住宅街を進んで行く。

 

 

手ごろな広さの公園完備。人は……いない。

 

 

ここのところ中野をうろついて新たに持った中野の所感としては意外に雑多、という点だ。

 

これまで中野といえばJRの駅周辺とその線路沿い、それに青梅街道くらいしか歩いたことがなく、「都心に近いそこそこ高級な居住区とサブカルチャーの街」という教科書通りの印象しか持っていなかったが、駅を離れると出くわす住宅密集地は区画整理されていないような昔ながらの借家やアパートが結構残っており、またそれらに埋もれずに歴史を感じる町工場や昔ながらの商店もある。そして地域住民が信仰してきたであろう神社仏閣も多い。

 

 

と思えば新宿や渋谷に近い立地や交通環境に因果があると思うのだけど出版社やダンススタジオ、デザイン事務所といった華やかな業界の関係施設も点在していて、歩いていて色んな発見がありなかなか面白い地だ。

 

 

JR中野駅の北側もいずれ巡ってみたいと思う。

 

 

そしてくだんの青梅街道に到着。

 

 

しばし青梅街道に沿って歩く。

阿佐ヶ谷に住んでいた時は徒歩や自転車でしょっちゅう往来した青梅街道だが、既に少し懐かしく感じる。

 

 

やがて「宝仙寺前」という交差点に差し掛かった。

 

 

散歩の道中で出くわした神社仏閣に無差別参拝することに定評のあるおれは当然に宝仙寺を探す。

 

 

それは青梅街道を北に少し入ったところで待ち構えていた。

 

 

参道をアスファルトなんかで埋め尽くしやがって!

 

 

謎の義憤にかられながら宝仙寺へ向かう。

 

 

トップ画の説明でも書いたが宝仙寺は旧中野町の役場があり、石碑が立っている。役場があるくらいなので相当に由緒あるお寺のようだ。

 

 

そして緑が多くていいね。敷地内を散策することに。

 

 

石臼塚、という塚があった。

使わなくなった石臼を供養するために住職が建てたそうだ。

 

 

由来アーップ!読めるかな?

 

 

この、あらゆるものに神仏は宿るという考え。

超常的な信仰ではあるが、生きる上でとても合理的な考えと思う。

 

 

などと、静謐な空間に影響され信仰と人生についてわずかばかり思慮し、散歩を続ける。

 

 

青梅街道には戻らず、宝仙寺の側面を辿り歩いてゆく。

 

 

宝仙寺学園なる立て看板が。

 

 

学校も運営しているのか。すごいぜ。

 

 

写真中央下側、小さくて見えないかも知れないが制服の娘っ子たちが。宝仙寺学園の生徒、なのかな?

 

 

そして……

 

 

山の手通りに到着!

一気に都会感を覚える光景。

 

 

うん、やっぱ中野は面白いぞ。

 

 

といったところで今日はここまで。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!