※荒川線の始発、(あるいは終着)三ノ輪橋駅。
濃い街だった
2020年一発目の東京散歩は三ノ輪橋から。
ご存じ東京最後の路面電車荒川線の始発駅。
その昔おれが通っていた大学の近くに荒川線が通っており、乗ることは殆ど無かったけどなんとなく親近感を持っていた。
年始に所用で池袋に行った折、荒川線でも乗ってみるかと、軽い気持ちで大塚から三ノ輪橋まで乗車し散歩がスタートしたのだった。
ここからスタート。
荒川区はこれまであまり縁が無く散歩したことも少ないので今回どんな街の様相を見れるのか、とわくわくしながら歩き出す。
早々に味のある看板群。
新しく差し替えたものもあるようだが、東京の市外局番「03」が入っていない電話番号表記が時代を感じる。
三ノ輪駅にほぼ隣接するような形でアーケード商店街が広がっていたのでそちらの方向に向かう。
とアーケードの角を曲がって驚いた。
メイン通りの長いこと長いこと!
しかも、入っているお店も年季がすごいぞ。
ジョイフル三ノ輪、という商店街のようだ。
赤線の感じでアーケードになっている。
照明の具合がイカしている。
どれくらいの時期の建物なのだろう。
やけに趣のある建物。
何屋なのかよくわからず写真を撮ったが後で調べたところ「砂場」という、江戸時代創業のそば屋だった。
この建物は移転して昭和29年に建てられたそうで荒川区の文化財指定を受けているとか。
こいつぁすげーぜ。
中から甚平を着た主人が「どんな御用で?」とか言ってきそうな雰囲気の刃物店。
商店街の中に温泉もある。
写真には映っていないがすぐ隣にあるコインランドリーの建物もこの温泉に負けず劣らずの昭和感を醸していた。
アーケード通りを大分歩いてようやくここで途切れた。
荒川線の隣駅、荒川一中まで来ちまったよ!
折り返しはアーケードに交差する細い路地に目を奪われる。
この密集感よ。
ここを入っていくと……
こんな光景が広がっている。
すごいね三ノ輪。スタートからすごく楽しいぞ。
商店街入り口看板。
スマホカメラの採光具合を変えると
こんな感じの路地です。
ここらへん一帯、なんかのアトラクションのようだ。
ボチボチ、三ノ輪駅周辺から歩き出すことに。
三ノ輪橋に向かう荒川線の電車に乗っているときにゴールはゆずさんからリクエストをいただいた上野と決めていた。
とりあえず国道4号線を南方面に向かう。
アーケードを通ったためGPSログがマグロ以上のブツ切り状態だ!
常磐線の高架をくぐる。
まっすぐ行くとそのまま上野に着くようだが…
それじゃつまらないので寄り道!
明治通りとの大きい交差点で道を逸れてみる。
UNOも煌々としてますね。
大きい通りから少しずれると一気に下町感溢れる雰囲気に。
光で分かりづらいですが奥に見えるのはスカイツリーです。
4号線と明治通りの交差点から少しずれたこの通りに
こんな素敵な店の並びが。
逆サイドからも思わず撮ってしまう見栄え。
近所の人が自転車乗ってくるのかな。こんな構えの行きつけのお店を作りたい。
ふらふらと地図を見ながら歩き、南千住が思いのほか近いので向かおうと思った矢先、山谷地域が目前であることに気づく。
山谷、という地域をご存じだろうか。
日雇い労働者向けの簡易宿泊所が集まる、日本有数のドヤ街だった場所である。
近年は外国人バックパッカーが宿泊料の安さに惹かれてくることも増えたそうだが、依然日雇い労働者の滞在場所として機能している。
定住先を持たない人々が集まる場所故に、階級闘争や政治活動、警察官との対立など色んな騒動や事件が起きた歴史がある。
当然、今現在も山谷を根城に生活をしている人もいて、
物見遊山的な気持ちで足を向けるのは憚られるが、しかしリアルな東京を発信する、というテーマのブログでもあるので、ジャーナリズムなどというとおこがましい限りだが、知ってほしい、関心を持ってほしい、というような主旨で足を向けた。
山谷について詳しく知りたい方はWikiに歴史が書いてます。
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山谷
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%B0%B7_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD)
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宿泊所。
正月時期だったのでこの近くで炊き出しをやっていて、2、30人ほどの人々が集まっていた。
人々には決してスマホを向けないが、建物の写真を撮るだけでも結構緊張した。。
シマダヤ、というスーパー発見。
おれは耐え切れず駆け込んだ。
散歩のお供を購入♪
シマダヤはここです。
といったところで本日はここまで!
次回、山谷の続きと上野の記事を書きます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※散歩に行ってほしい場所募集してます!詳細はこちらの記事から!