いつもブログを見に来て下さり、ありがとうございます。
見て下さる方がいらっしゃるかと思うと、拙いブログですが励みになります。
本当にありがとうございます。
毎日、暑い日が続いてますね。
連日35度を超えるような猛暑。
さらに、日差しが強い!
今日から8月!
早いものですね。
家の中でも日焼け止め塗って、窓辺ではサングラスかけてたり、紫外線対強化してます。(友人が40代で白内障となり紫外線が影響してるのかも、と勝手に予防しとります。)
冷房付けた部屋で、
読書がはかどります。
モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
内田洋子さんの本です。
この本、だいぶ前に買ったのだけど、帰省したりなんだりでなかなか読めなかったやつ。読み終わりました。
イタリアの一般家庭には必ずと言って良い程本棚があって、ビッシリと本が入っていて。
おじさんは必ず、新聞やら本やら、何かしら読んでる人が多くて。
本=知識、みたいな、知的好奇心を満たすのは本だったりする。
本当に何処の家に行っても、本があった。
私は行った事の無い、モンテレッジォと言う山間の小さな村の村人。昔、その村人が本の行商をして売って歩いたらしい。本の行商と言うのも面白い。
そんな本を売り歩く行商人が、やがて露天となり、スタンドとなり、本屋になり、さらには出版社になった者まで現れて、、、本とは全く縁の無さそうな一つの小さな村の村人が、あちこちに本を売り歩きに行き、本屋を構えた。
その本屋はただ本を売るだけでは無く、情報交換の場として、サロンのような役目も果たしたに違いない。それが今も続いている。
あそこの町の本屋も、あの町の本屋も、ルーツを辿れば一つの村に行き着く。
そう言えば、フィレンツェでもミラノでも、駅前や広場には、本や絵葉書なんかを売っているスタンドがあったっけ。それも、本の行商人の名残なのかしら?
行った事のない村に思いを馳せながら、イタリアの家々に無造作に積み上げられたり、本棚に押し込められたりしていた本たちを思い出していた。
そう言えば、イタリアで知り合ったオジサンに言われたっけ、「あなたも本を書きなさい」って。
本ってそんなに気軽に書けるものなの?と思ったけども、そのオジサンも、私の友人も、何冊も本を出していたっけ。
それだけ、本が身近な存在だったんでしょう。
彼らにとって、私がブログを書くように、本を書いているに違いない。
そんなイタリアだけれども、年々、紙の本を読む人は減る一方。
生活に余裕が無くなったからか、家に一冊も本の無い家庭も珍しくは無いらしい。
モンテレッジォの村人が、本を担いで売り歩いた時代は、情報源は本だった。人の手から手へ、情報は渡り歩く。
しかし、現代は本を読まなくても情報は入手出来る。ましてや紙の本じゃなくても充分。
日本でも書店は次々と姿を消し、大型書店かネットで本を買う事がほとんど。
でも、本屋は無くならないと思うし、紙の本は無くならない。
そう信じたい。
ページをめくって、早く先が読みたい!
読んでいる途中で、この人は誰だっけ?と2.3ページを戻ったり。
何より、猛暑日に家で読書に明け暮れるのは、最高に贅沢だと思うから。
まだまだ読みたい本は沢山あります。
夏になると、内田洋子さんの本を読みたくなります!