遂にこの日が来た

私が最も恐れているCT造影検査だ








デスモイド腫瘍の状態により







ヴォトリエント服用継続か?
新たな治療となるのか?







このCT検査で決まる









大袈裟ともいえる表現だけど

胸が張り裂けそうな想いで

CT造影検査に挑んでいる








検査の準備完了














この後、名前が呼ばれ
検査室へ向かう









7年前に起きた造影剤の漏れや

稀に起こる副作用もなく


検査は無事に終えた







1日で検査〜結果を

希望とする私は

検査後、主治医に呼ばれるまでの間

待合室で待つ








…ひたすら待つ












いつも思う…






こうやってじっと待っているとね




どこからともなく


“心細さ”



という不安の渦が押し寄せる









1人で待つ時間はとても長い







こんな時は、、、

隣に誰か居てほしいな






1人で居る事に

心細さから

涙が頬を伝っていく









しかし、そんな心細さや淋しさが

一気に消え去ったのだ
















「著変ありません」

=デスモイド腫瘍変化なし









これだ、この言葉だ

これが聞きたかった








魔法の言葉だ








待っている何時間もの間

大波となって押し寄せる

不安の渦が

魔法が解けたかの様に

心まで温かくなった







そして

心まで温かくなった


自分の心へ呪文もかける







「大丈夫、大丈夫」と…