家族性大腸ポリポーシス


デスモイド腫瘍


遺伝疾患
50%の確率で遺伝







自分の病気の事を


自分の口から改めて言葉にして


説明し伝える






私はそこまで辿り着けなかった






こういう話をした時の
相手の表情や声のトーンで
心情に気づいてしまう







全てを感じ取ってしまう自分がいる







「何て言ったらいいのかな?」
 という迷い顔



「何?その病気、わけわかんない」
 という険しい顔



「そんなこと言われても」
という困り顔



「聞いたからには励まさなきゃ」
 という焦り顔と言葉





◼️頑張って

◼️大変だね

◼️大丈夫だよ




一番よく言われた言葉

大丈夫だよ大変だけど頑張って




大丈夫だよって何も知らないのに
そんな簡単に言えてしまうのか




軽いな





心のない言葉はいらない



嬉しくとも何ともない



うざい



この言葉は本当に嫌気が差す言葉だ








《大丈夫だよ大変だけど頑張って》


この言葉は今に始まった事ではないのだ








当時、父親の治療法もなく
もがき、苦しみ、闘い
母も私は毎日、病院へ行き毎日泣き
入退院を繰り返しをしている最中


言われた言葉が、これだ




「頑張って」
       

「大丈夫だよ大変だけど頑張って」






頑張っている相手に頑張ってとは

一体どういうことだ?



これ以上どう頑張るというのだ?
どう頑張ったらいいのだろうか?

教えてくれよ






当時、私は相手に問いかけた

答えなんて返ってこない
相手は黙っていた

なんだこの時間は
無駄だったじゃないか





応援のメッセージとして素敵な言葉だが

使い方を間違えると、この言葉は凶器だ





私のように受取り側が感情的に
なってはいけないが問いかけに
答えられない無責任な言葉は
いうものではないと思っている






興味本位から根掘り葉掘り聞き

最終的には


「大変だね、頑張ってよ」


の言葉で終わる







無神経な人

デリカシーがない人

口先だけの人

大嫌いだ