“家族性大腸ポリポーシス“



診断されてからは

ポリープが大きくなって癌化しないように

3ヶ月に1回

大腸内視鏡検査をする








食べ物も辛いもの好きだけど
1ヶ月に1回だけ





お肉は牛肉や豚肉よりも鶏肉にする





野菜、お魚中心の食事を心がける





飲み物は、お水をメインに
烏龍茶は飲まず麦茶、緑茶





カフェインの入っている物は飲まない





ジュース類はコップ1杯





炭酸飲料もカップ1杯










3ヶ月に1回の検査を続けてたある日の事







当時、結婚前提として
お付き合いしていた人がいた






私の親とは何度も会い
食事もしていたけれど


彼の実家は地方だから
ご両親と会う事がなかった






仕事のお休みを合わせて実家に行こうと

話していた頃に私の病気が発覚





私は彼に伝えたんだ





「この病気は50%の確率で
子供に遺伝するから
 結婚をしても子供をつくる事は
考えてないのね

    子供に罪はないし子供にも
私と同じ苦しい思いをさせたくない
この世に生を生かすのは
    避けたい

    きっと長生きもできないし
 たくさん迷惑をかけてしまうと思う

 この先、何が起きるかわからない

    私といても未来は描けないし         
    先が見えないから違う人を探してほしい」










お別れすることを

お別れしないといけないことを

覚悟して伝えた










辛かった
初めてだった










《この人となら貧乏しても、やっていける》








と、思えた







見栄を張らなくても素の自分でいられた







それだけに
考えて考えて

やっとの思いで心の想いを
言葉にして伝えた







二人で大泣きした










だけど、その時の彼の答えは
予想外の答えだった










「どうして、そんな事を言うんだ?
   俺は病気の事は何にも考えてない
   家族になるという事は二人で力を合わせて
   お互いを支え合うという事だよ
   俺の気持ちは変わらないよ
   だから一緒に頑張って生きていこう
    愛してる」










嬉しかった
本当に本当に嬉しかった










ところが・・・・・










それ以来、結婚の「け」の字も無くなり

実家の両親に紹介する話も無くなり

会うペースも少なくなり










  もう、わかったよ
もう、いいよ










なにかなぁ...







とにかく、これ以上悲しい想いをするのが
イヤだったから自分から話を切り出した








そして彼から最後に言われた言葉









       「ごめん、、、
大スキだったけど
愛してなかった」










 …愛してなかった??


  そっか、、、
だよね、そうだよね


  病気持ちを愛するわけないもん










人って、、、やっぱり、、、





やっぱりね、そうなんだよね










自分の身に降りかかってくると
そういうわけには、いかないもんね





わけが違うもんね





態度が180度、変わる
平気でプイッと背を向ける



 

別人みたい










こういう人の豹変ぶりは
今回が初めてではないから
ある意味~想定内










(うん…想定内・・・)











(そうだよ、想定内だよ…)











と言いつつも、ショックだった










だけどさ、そうなんだよね







これが現実だよ







だって、そうじゃん







大事な息子が結婚相手を連れてきたのに

「病気持ち」じゃ…反対するよ







しかも遺伝だからね
一生だもんね










そして更に付け加えで言われた







「俺は長男だから家を継がないといけない
    後継ぎは絶対に必要だから
    健康な子じゃないといけない」







…と






   わかったよ
 もう、わかったよ
辛すぎる











だけど疑問が残った










まず長男だからっていうけど
どれだけの家柄のお坊っちゃまなのか?


→○○県の普通の農家







後継ぎは絶対に必要?


→弟が継ぐから自分は東京へ出てきたのに?
 それに後継ぎは弟夫婦が男の子を授かってる










凄く凄く悩んだけど全部言って別れた










言ったら、もっと惨めと思った










だから最初は黙って聞いてた










だけど正論を言う事って間違いじゃない










悔しくて
悲しくて
辛かった










でも、これを気に 





「自分の事は自分で守る」










ーーーそう決めたんだ










人は裏切る、必ず裏切る
期待なんてしてはいけない







ただ期待していなくても







   期待してしまう程の相手の言葉や行動
   期待してしまう程の相手を慕う気持ち







これらは嬉しさと共に

脳裏に焼き付いてしまって





“期待してはならないのだ”





という自我コントロールの操縦は
確実に不可能となる







そして早かれ遅かれ出逢いには
別れが必ずある





その別れが





心変わりをして明日別れるかもしれない




もしくは家族になった後
老いた時の死という別れかもしれない






その「別れ」が
いつ来るか わからない










こんなふうに割り切ってる風だけど







結局の所は傷つきたくない症候群の
真っ只中ということ






なんとも情けない







でも



それで、いい

それでいいのだ










  私は、もう二度と傷つきたくないのだ
  私は、もう二度と裏切られたくないのだ











心から愛したのに裏切られるなんて




こんな悲しい辛い想いは




もう二度と、ごめんだ










ーーーーーだから私は




1日1日を全力で楽しみ

1日の終わりに「後悔」がないよう

伸び伸びと生きていくと決めた