この記事を書いてfacebookの「イタリア何でも掲示板」に投稿させて頂いた際大変な閲覧数を頂きました。
また励ましのコメントも頂き、イタリア料理、イタリアを愛する新たな方々に出会えました。感謝しております。

またクックパッド様の利用など色々アドバイスも頂きました、ご参考にさせて頂きます。

この記事について少し皆さんに誤解を与えたかもしれません。

まず私は日本人ですから、もちろんスパゲッティナポリタンは食べた事あります。母も幼い頃良く作ってくれました。また、和風パスタも大好きですし、実はイタリア人夫を始め家族に和風パスタを振舞っている時もありますよ。この間一時帰国した時はスパゲッティ五右衛門に行きタラコスパゲッティ食べて泣きそうになりましたもん。

決して日本で食べられているイタリア料理もどきを批判している訳ではありません。私はイタリアで普段食べられているイタリアンマンマが作るような家庭料理を皆様にご紹介したいのです。そして、皆様が持っている誤ったイタリア料理、及びイタリアに関する知識を払拭し「イタリア料理ってそうなんだ!」とか「イタリア料理って簡単に普段作り出来るんですね!」と思って頂ける様な料理教室等を主催、開催、そして発信する者でありたいのです。

私が紹介したいのは「イタリアマンマが作るイタリア家庭料理」です。まずプロの料理人として第一線で活躍されている方々が作る様な料理はご提供出来ないと思います。私の夫がイタリア人料理人で、日本を含めた何カ国かで働いているプロですが、やはり彼や彼の周りの人が作る料理には敵わないし、知識、経験がありません。また、イタリアに料理修行している日本人、既に修行され日本で活躍されているシェフの方々を大変尊敬しています。

始めてイタリアで義理母のパスタを食べたあの一瞬、今はイタリアに住んでおりますが、ここ10数年間はオーストラリアにいましたので、たまにイタリアに帰った際義理母が用意していた数々の料理のあの味、本当忘れられません。ほっとするようなあの味、あー、故郷に帰って来たんだ、と思わせるあの味、そんな味を研究し皆様にご紹介したいのです。決してレストランでは味わえない安心するイタリアマンマの味、お袋の味ですね。

夫と結婚して今年で15年、同じくイタリア料理に出会って15年です。今では夫を始め、イタリアの家族をほっとさせたり、あっ、と言わせるくらいの腕前になりましたよ。義理母はもう料理は作らなくなり、料理担当は私になりました。義理母の味はしっかり引き継ぐ事が出来たのかと思います。

いつかその「味」を皆様に振る舞える日が来る事を楽しみに毎日毎日料理研究に励みますね。