あの日 | bちゃんのブログ

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二年前にお別れした猫さんのおはなしですが、
だいぶ時が経ったせいか、ペットロスにこじつけて
いつの間にか猫さん目線のファンタジー仕立てに…(笑)

 

 

2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒

あの日

私は職場の商業施設の七階のカウンターに立っていました。

それまで、子供の頃から何度か大きめの地震を

経験したことはありましたが、

建物の七階での揺れは初めてでした。

震源地とはかなり離れている地域でしたので、

揺れの規模は、津波の襲撃をまともに受けた、

太平洋側とは、比較にはなりませんが。

それでも、

その揺れ方にただならぬ気配を感じた事だけは

今でも鮮明に覚えています。

いつ収まるのか、わからない恐怖で、

心臓の鼓動を抑えることが出来ませんでした。

それだけ動揺していた、ということです。

自分の体が左右に大きく揺れることで、

エスカレーター前のシャッター傍まで

何とかたどり着いた後

近くにいたお客様と一緒にお互いの

腕を掴んで収まるの待ちました。

最初の揺れが一先ず収まってすぐに

館内のお客様の安全確認をして、

必死に落ち着こう、

そう自分に言い聞かせていたように思います。

非常口への誘導をしている自分よりも、

何故かお客様の方が、

比較的冷静だったように感じていました。

後からですが…

非常時の状況に措いてはパニック状態

に陥った時にこそ、人間も動物の本能を呼び起され、

適応能力を試されるのかなと思ったのです。

停電断水、弥生三月とはいえ、外は冷たいみぞれ混じりの

雪が降りしきっていて、こころの雪も降りやまない

そんな不安を抱えて、帰宅を急ぎました。

 

自宅に着くまでに一番気がかりだったのが、

猫さんのことでした。

姉も外出していて、留守番をさせていただけに、

とにかく安否が気になりました。

外へは逃げられないので、地震の揺れにビビッて

きっと怖い思いをしているだろうと、

心配で仕方ありませんでした。

玄関を開けて、すぐに名前を呼んでも、

気配がしません。

何度も何度も呼びました。

あっ!

和室の炬燵の中かも…

冬の間、超絶寒がりの猫さんの為に、

炬燵をしていたのです。

近寄って、そ~っと布団をめくったら…

目が合いました!

良かった~。

いつもの蚊の鳴くような鳴き声を頂きました。

『ニャー』

怖かったね。

よく頑張ったね。

お留守番ありがとーーー

まもなく姉も様子を見に。

自分の家族よりも真っ先に

猫さんのことが気になったと。

 

あの日、

掛け替えのない存在だったことを思い出したのは、

今日こうしている間も、

自然災害が、猛威を振るい、

言い知れぬ恐怖を思い知らされる事象が相次いでいることで、

動物を飼っていると、自分自身の身を守る事と同時に、

動物達の身を守ることの責任もついて回るという事を、

もしも、今後縁があって

また猫さんを迎えることになった時には、

自分の分身であるという事を忘れてはならないと。

 

猛烈台風列島縦断の日に…