こんにちは。

 

一昨日から始まりました、第95回選抜高校野球。

昨日は作新学院の初戦があり、どうにか逃げ切り勝利を収めました。

 

 

 

栃木県勢としては5年ぶり。

作新学院としては6年ぶりの春勝利となります。

加えて、作新学院の甲子園勝利40勝、小針監督の監督勝利数20勝目と、おめでたい1勝でもありました。

 

 

さて、ここ触れない訳にはいきません。

 

 

最後のシーン。

9回表の大分商業最後の攻撃。

4-8から2点を返し6-8。

1アウトでランナーは1、2塁。

2塁ランナーが帰れば同点の場面です。

 

打者:カキーン(浅いレフトへのフライ)

2塁ランナー:取られるかも(2塁に戻れる位置)

1塁ランナー:多分落ちる!自分が帰れば同点!!一つでも先の塁へ行きたい!!!(ダッシュ)

レフト:猛ダッシュからナイスキャッチ

 

~これで2アウト~

 

2塁ランナー:キャッチされたから戻らなきゃ(余裕で2塁に戻る)

1塁ランナー:うわ!落ちなかった!!もう2塁回ってるのに!!!早く1塁に戻らなければダブルプレーで試合が終わる!!!!

(大慌てで1塁に戻るも、既に回っていた2塁は踏まずに1塁直行)

※ルール上は1塁に帰塁するとき、2塁ベースを踏んでいた場合、2塁を踏んでから1塁に帰らないといけない

作新内野陣:「2塁踏んでない!」(塁を指さして確認)

2塁審判:「アウト」

※ルール上は言葉だけのアピールではなく、”アピールプレイ”を行って、初めてアウトを宣告できる。

※2塁ランナーは1塁ランナーが2塁を踏む前に2塁に戻ったので、この時点でランナー追い越しも発生

※前のランナーを追い越した場合はアピール関係なくアウトとなる。

 

ここのアウト宣告が、ランナーを追い越したためにした物なら3アウトで何の問題も無く試合終了。

 

…だったのだが、2塁塁審は2塁を踏まずに1塁に戻ったプレーに対して、アピールプレイ無しにアウト宣告をしてしまった。

 

他の審判はどうやらそのルールに気付いていたらしく、試合終了の宣言を出せない。

 

~球場内グダグダする~

 

一旦主審がマイクで説明しようとしたが、説明するとヒントになってしまうので止める。

※ルール上、審判はプレイヤーにヒントを与えるようなことを言ってはいけない

 

気付いている作新内野陣はアピールプレイをしたいが整列の列も出来始まっているので困惑。

(ただし、グラウンドのフェアゾーンから出てしまうとアピールの権利が無くなるので整列はしない。)

 

仕方なく?気づいている審判たちが選手を元の場所に戻しプレー再開。

(ただし、なぜ戻すか、なぜ再開なのかの説明は出来ないので、訳も分からず戻される選手たちはまた困惑)

 

ここで改めてアピールプレイ。

(ボールを持った内野手が2塁を踏みながらアウトをアピール)

正式にアウト。

3アウトで試合終了。

 

作新の風~♪

 

…という流れでした。

 

デイリースポーツの記事が簡潔で分かり易いかも

 

 

この辺の細かなルールはとても難しいので、これを理解している審判とか選手とかは本当に大変だなと思います。

自分でも書き出していて意味が分からなく…

 

大分商業のランナーは必死な中でのプレイなので責められないと思います。

気づいていた作新内野陣は流石です。

 

試合成立後に審判団はお詫びのアナウンスしていましたが、ここはちょっと反省必要ですかね。

 

いずれにしても勝って何よりでした。

 

 

長くなったので次回に続く。