NHK録画視聴

見出し画像『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』           *画像は、HPよりお借りしました。
 

 

 

本放送:2023.12.16(土)12.23(土)

再放送:2024.1.6(土)前編「記憶の中の少女」

            後編 「もうひとつの家族」

Eテレ:2024.2.4(日)11日(日・祝)午後3:45~*手話付き

キャスト:草彅剛、橋本愛、松本若菜、前田亜季、和田正人、中島歩、宮田早苗

     根岸季衣、浅野和之、遠藤憲一

演出:渡辺一貴

脚本:

 

 

原作:丸山正樹

 

 

【あらすじ】

 

仕事と結婚に失敗した荒井尚人(草彅剛)

家族や恋人に心を開けないでいるのだが、

生活のため唯一の技能を活かして就職活動をはじめる。

その技能とは“手話”。

彼は耳が聞こえない両親をもつ

コーダ(Children of Deaf Adults)だったのだ。

そして彼は手話通訳士として働くことに。

 やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送りはじめた尚人のもとに届いた依頼は

法廷でのろう者の通訳。

この仕事をきっかけに、尚人は自身が関わった過去のある事件と対峙することに。

現在と過去、二つの事件の謎が複雑に絡みはじめる…

 

 

人物相関図

 

 

 

 

【キャスト】

 

荒井尚人(草薙剛)

 聴覚障害の両親を持つコーダ

 17年前の手話通訳した事件に関わり、今でも後悔していることがある。

 その後、内部告発をきっかけに警察を辞める

 バイト生活だったが、終活を始める

 

安斉みゆき(松本若菜)

 警察勤務

 DV夫と離婚し一人娘を育てる

 

安西美和

 みゆきの娘 幼稚園児

 

手塚留美(橋本愛)

 NPOフェロウシップの代表

 

刑事 何森稔(遠藤憲一)

 

 

【感想】

 

児童書『水まきジイサンと図書館の王女さま』

 

 

を読み、

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)『デフ・ヴォイス』のスピンオフ小説と知りました。

 

タイムリーなことにドラマ化されてました。

 

 

 

ドラマも良かったです。

 

法廷シーンが多いのかと思ったら、

 

コーダとして生きてきた、荒井尚人(草薙剛)の胸中が

その都度、小出しに吐き出されていました。

 

ミステリー仕立てですが、

ヒューマンドラマと思ってみました^^

 

また、殺人事件の原因は、

性虐待が原因となっているので

社会派ドラマかもしれません。

 

 

手話をされる方と出くわすことはありませんが、

口話で、口の動きで会話をする方とは

話したことがあります。

 

 

 

手話=聞こえない

とは限りません。

 

ファミレスで、若者たちのからかうような話に憤慨した

荒井(草彅君)の行動は清々しかった。

手話の分からない人には、手話で何を言っても害になりません。

 

 

 

 

聴覚障害の家に育った荒井は、家族の通訳でもあり

その通訳は、時には子どもに酷なこともあります。

医師の宣告(父の余命告知)を母へ伝えなくてはなりません。

 

父親をガンで亡くすのですが、

後悔は誰にでもあるもので、

でも、それは、どうにもならないこと。

誰のセイでも無いのですが、

傷として残るものなのですねvv

コーダの尚人にも兄にも・・・

このあたりが辛い。

 

 

また、

 

家族は、通訳を当然と思ってしまうのかvv

兄からの、チビ(弟)への扱いは、

辛かった。

 

銀行の預金の件で通訳した方の話には

心が痛み。

そんなこともあったのかなvv

妻は、中学生の時、盲腸と言って・・・

子どもが欲しかったけど、出来なかったと言ってました。

「産んでもらえて良かったね。」

 

健常者には分からない、心情が沢山散りばめられていて。

 

荒井尚人の母は、介護施設に入所しているけど

尚人は

もう分からないからと面会から遠ざかっていました。

 

 

母の分からない手話。

があり💦

 

これを兄が、

「分からないのか?」

と怒ります。

弟の尚人(チビ)は、今までの仕打ちが爆発したのか

兄に殴りかかり、鋭い視線を送りましたvv

 

 

聴覚障害の兄

 

弟の手話通訳を当然のように思っていて

横柄な態度。

 

心無いと思いますが、

兄の気持ちを考えると・・・

 

コーダの弟に対する嫉妬もあったのかな?

同じ兄弟なのに、弟だけ耳が聞こえるvv

 

コーダの弟は、健常者との橋渡し。

両親、自分の助けが、当たり前の生活だったのかvv

通訳「ありがとう」と言う気持ちが少しでもあったら、

と。感じます。

兄は、当然と思ってましたショボーン

 

 

このドラマは、コーダの辛さを描いていて

コーダの心情を知る事ができます。

 

コーダも辛いけど、

実は・・・

親も同じように辛い思いをしていたのですよねvv

 

 

 

弁護士は、中途聴覚障害者でした。

 

耳は聞こえないけど、頑張って勉強をして

弁護士になったのですが、

親から

「これで、耳が聞こえればね。」

と言われた時vv

聴覚障害があっても、何ら変わらない日常を過ごしていると思っていたけど

弁護士は、ショックでした。

が・・・

 

親にしてみれば・・・vv

親心でしょうね。