図書館で借りました♪
『水まきジイサンと図書館の王女さま』
作者:丸山正樹
絵:高杉千明
出版社:偕成社
発行日:2022.7
ページ:158p
価格:1000円(税抜)
対象;小学校高学年
所蔵:熊のみ
受賞歴:全国学校図書館協議会・選定図書
【出版社からの内容紹介】
『デフ・ヴォイス〜法廷の手話通訳士』(文春文庫)で話題をさらった丸山正樹氏、
初めての児童書。
「デフ・ヴォイス」シリーズとして、その後『慟哭は聴こえない』(東京創元社)など続篇を刊行中。
本作は、そのスピンオフ版として書かれたもので、
コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である主人公の手話通訳士の再婚相手の子ども美和と、
シリーズ2作目に登場する友だち英知の学校を舞台に繰り広げられる。
「水まきジイサン」「図書館で消えたしおり」「猫事件」「耳の聞こえないおばあさん」などのストーリーが、ミステリーの要素も加わり、少しずつリンクしていく。
美和は義父から習った手話が使える。
発達障害や場面かん黙症という特性をもつ英知も、
人前で話すことができないが手話を習得していて、二人の会話は手話である。
オリジナリティあふれる物語。謎は解けるのか!
巻末に手話の説明付き。
【もくじ】
1 水まきジイサン
2 手話でおしゃべり
3 消えたしおり
4 事件が起きる
5 迷子のおばあさん
6 うわさ
7 この世に一つのもの
8 おじいさんは覚えていた
9 事件の真相
10 しおりの思い出
11 別れのとき
【丸山正樹さん紹介】
1961年、東京都に生まれる。早稲田大学卒業。
シナリオライターとして活躍の後、松本清張賞に応募した『デフ・ヴォイス』で、作家デビュー。
コーダ(ろう者の両親の家庭で育った聴者の子ども)である手話通訳士を主人公にしたミステリーで、話題となり、続編の『龍の耳を君に』『慟哭は聴こえない』『わたしのいないテーブルで』『デフ・ヴォイス』のスピンオフである「刑事何森」シリーズなどが次々と刊行される。
他の作品に『ワンダフル・ライフ』、ヤングケアラーをテーマにした『キッズ・アー・オールライト』、特養老人ホームが舞台の『ウェルカム・ホーム』など、社会の様々な問題をテーマに書き続けている。
【登場人物】
美和
美和の母
アラチャン
美和の母の再婚相手
手話通訳の仕事をしている
英知
発達障害があり、不登校だったこともあり
美和との手話を通して、また通学できるようになる
場面寡黙障がい
水まきジイサン
図書館の王女さま
【感想】
こちらを読むきっかけは、偕成社のインスタからかな💦
定かではありませんがvv
”手話””図書館”のキーワードがあり
興味を持って読みました。
(長い事積んで置きましたが)
世の中には、色々ない人がいて
理解できない行動をする人もいます。
また、様々な事情の人も。
発達障害ということばも知られることになりました。
こだわりが強かったり
ある事だけが苦手だったり。
得意だったり。
それは、子どもだけでなく大人も。
認知症もいずれは・・の病気。
その中に、ミステリー要素をいれて物語は進みます。
”図書館の王女さま”って??
と思いながら読み進めると、
世界にひとつしかないしおりのはずなのに、
男性の記憶の勘違いか?
でも、女王さまは、譲ってあげるのですvv
ちょっとしっくりいかないけど、
良い話に違いはありません。
自分の名前を手話で表現できますが、
サインネームと言うのがあるようです。
一文字で表すのか?
特徴的な一文字がサインのようで、
こちらは初めて知りました。
最後に手話の解説があります。
覚えるのは、難しいですが
小学生には、知るきっかけになるのは良いと思います^^
『デフ・ヴォイス〜法廷の手話通訳士』
NHKドラマになったのですね
再放送が間に合います^^v
1月6日(土)<1月5日(金)深夜>午前0:14~
全編「記憶の中の少女」
1月6日(土)午前1:27~
後編「もうひとつの家族」