オレ様キングダム | 猫痙攣

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鉄クズ拾い日記


オレ様キングダムプレイ中

1日30分までという小学校低学年みたいなペースでプレイしているせいか、なかなか進んでいる気がしない。


あらすじとしては、主人公が友人である現役高校生漫画家、野々原ののに感化され、自身も「グレートアカデミー賞」に投稿するべく漫画を描き始めるのだが、漫画を描くには取材が必要、ということで、攻略対象キャラであるイケメン達を取材して行くと言う物である。


私たち漫画仲間なんです!と言う野々原と主人公、よく見たら野々原も若干敬語で話してくる。

漫画を描く女たちがお互い敬語で会話するという(その内「野々原氏」「かれーざわ氏」と呼び合うレッドゾーンに突入しそうで怖い)10年後黒歴史間違いなしの、超高濃度オタク汁が出ている割にはイケメン達は何故か彼女らに好意的。(ここだけ現実と違う)


このゲームをプレイしていると、ついそう言う青春の焼けカスみたいなことを思い出しがちだが、とりあえず恋愛をしなければならぬ。

まず誰を落すかと思ったがとりあえず「クールだけど優しいイケメン」という王道そうなキャラ「黒沢瞬」から行くことにした。しかも、本編だと野々原とデキているようなので、寝とるしかない。


しかしこのゲームこっちが「お前に決めた」と1位指名しても、他のキャラの相手も割とまんべんなくしなくてはいけないのである、風俗ならそういう状況になっても楽しいかもしれないが、やらせてくれない男相手だとなかなか過酷である。

しかも、あくまで黒沢メインで攻略しているので、他キャラのシナリオはトビトビになってしまい、当初優しかった高校生小説家「一色」が突如Sキャラということになっており、主人公の「一色先生ってドSだから~」というセリフに「そ、そうなんだ」ととりあえず納得するしかない状況になってしまった。


だが、まだ他の男と絡まなくちゃいけないのは良い方で、このゲーム「何かありそうで何もなかった1日」をかなり丁寧に描写してくれるのである、特にテスト週間は圧巻であり、男と一言も会話することなく、ただひたすら主人公が勉強しようとしては挫折するという、リアル中学生生活をまるまる一週間略すことなく過ごさせてくれるのだ。(その間もちろんノー選択肢)実にストイックな写実主義、リアリズムの追求である。



ちなみに描く漫画のテーマによってシナリオが変わるようでとりあえず最初は「さわやかスポーツ漫画」という、自分に最も関係ない分野を選んだ。

ゲームは大体マップ移動→会話→選択肢という流れで進むが、漫画を描くための観察ゲームみたいなものがある。

画面のイケメンをタッチペンでタッチして、その部分を観察するという形である、タッチゲームならときメモや他ゲームがすでに踏み荒らしておるわ、と思ったが、メーカーも馬鹿ではない。タッチゲームが開始後画面に映し出されたのは、イケメンの下半身のみであった


明らかにティーン向けゲームなのに、ダチョウ倶楽部並にわかりやすい前フリをぶら下げて来るのである。

だが、ここで期待に答え「1秒間に10回股間を連打」などしたら明らかにゲームが終わってしまう

よって100人中120人目が行くところを無視して「すらりと伸びた長い足!」などと寝言を言わなければいけないのだ、何と言う難易度。


しかしゲーム版バクマン。が本当に漫画を描くゲーム(ペン入れとかしたりするらしい)を取り入れて行る中、こっちは漫画を描くのにイケメンの股間から目をそらしつつのボディタッチゲームである。やはり同じくらいの年でも、精神的には女の方が3億年ほど先に行っていると確信できる事例だ。


で、この黒沢瞬というのは、よくいる(乙女ゲーの中で)学園のアイドルで、双子の姉は本当の現役アイドル、姉がテニスのドラマに出るから練習に付き合うためテニスを始め、主人公がそのテニス姿を取材する、ストーリーである。


で、その姉のマネージャー(男・メガネ・notオカマ)がガチガチのイケメン好きで、黒沢に露骨な好意を見せてくるという話が発生、こっちの恋愛がろくすっぽ進んでいないのに、いきなりホモ要員が補充されるという人材過多。


こいつらを取材してBL漫画以外の物を生み出せるのか…主人公の腕の見せどころである



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