「デヴィッド・ボウイ 私論」 | 私とあなたが知っている音楽の事。

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趣味の音楽や映画、日々の出来事をつらつらと書き連ねていきます。

あれから一年が経ちました。

 

少しだけ私なりにデヴィッド・ボウイを論じてみたいと思います。

 

 

 

一般的な彼のイメージは

 

「カリスマ」「異星人」「宇宙から来た…」「グラム・ロック・ヒーロー」「ポップ・スター」、、、

 

まぁ挙げていったらキリがありませんよね。

 

 

 

私の場合のイメージは、

 

「人間」

 

もしくは

 

「乗り越えた“器用貧乏”」

 

といったところ。

 

ファンの皆様、怒らないでくださいね。

 

あーやっぱりボウイを語るってのは勇気が要りますね、、、。

 

 

 

ソロ・デビューは1967年DERAMより。

 

 

ちゃんと歌ってます。

 

内容的にはスウィンギン・ロンドンなポップ・テイストで

 

評価は低いですが、決して内容は悪くないです。

 

 

 

この次の年の1968年はアルバム・リリースがないのですが

 

彼はリンゼイ・ケンプ氏を師事してパントマイムを学びます。

 

その時の映像物がこれ。

 

 

 

まだ売れる前のPV集。

 

これに収録されている「The Mask」

 

 

PVではなく5分間のパントマイム独演。

 

短期間で習得したとは思えない程

 

レベルの高い演技を見せてくれます。

 

ネタばれになりますがざっくりこんな感じ。

 

 

「骨董品屋でマスクを見つけて買う

 

マスクを付けておどけて見せると異常にウケる

 

ウケすぎてそのまま舞台に立つことに

 

マスクを外そうとしても外れずそのまま舞台で息絶える」

 

 

ってなストーリーですがこれってその後のボウイを暗示しすぎ…。

 

 

 

ボウイはその後「トム少佐」を主人公に据えた

 

「スペイス・オディティ」がヒット。

 

 

 

その後、架空のロック・スター「ジギー・スターダスト」を生み出し

 

 

「グラム・ロック・スター」になるのは皆さまご存知の通り。

 

 

 

彼は「器用すぎる」んです。

 

やろうと思えば何でもできるんですね。

 

歌でも、踊りでも、パントマイムでも。

 

歌マネ、人まねなんて彼からすればお茶の子さいさいなんですね。

 

彼が言うところの “I am corrector”です。

 

 

 

ただ、演じる対象がないといけない。

 

「トム少佐」ってか「ジギー」が生み出されるまでの

 

デヴィッド・ボウイってまさに「器用貧乏」。

 

 

 

「ジギー」以降は

 

 

 

「ダイヤモンド・ドッグス」

 

「ヤング・アメリカンズ」

 

「シン・ホワイト・デューク」

とキャラクターを演じ続け

 

 

 

「スケアリー・モンスターズ」が過去のキャラクターを殺しに来ます。

 

 

 

なぜ過去のキャラクターを殺さなければならなかったのか?

 

 

 

次の時代への準備だったんですね。

 

 

 

かなり長くなってしまいましたので

 

 

 

今日はここまでで…。