ヨガの経典である「ヨーガ・スートラ」にある教えの中で引用として、猿と小鳥の話がでてきます。
ヨガに興味がない方でも、その教えはとてもためになると思うのでご紹介しますね
他の幸福を喜び(慈)不幸を憐れみ(悲)他の有徳を悦び(喜)不徳を捨てる(捨)態度を培うことによって、心は乱れなき静澄を保つ。
幸福な人に出会ったら妬んだりしないで、「もし誰もが幸せだったらこの世はどんなに素晴らしいだろう…私もいつかそうなろう」と考えよ。
不幸な人に出会ったら憐れみの心を持つべき。もし手を貸すことができるのならそうして常に慈悲深くあれ。
徳の高い人に出会ったら欣喜せよ。その人を羨まないで美質を讃え、自らの人生にそれらの美質を育もうとせよ。
不徳の人に出会ったら…
ここでお猿が登場します!
邪な人は確かにいる。では、そういう人々にどういう態度をとるべきか?
無関心であれ。
昨日の自分だってそうだったかもしれない。
でも、今日は少しましになってる。
今日、邪な人も明日はましになってるかもしれない。
なので今、邪な人には忠告しようとするなかれ。
邪な人に忠告をしようとすればこちらの平安が失われる。
この例え話で、パンチャ・タントラ(王族の子に対して動物などを用いて政治や処世、倫理を教える目的で作られた世界最古の児童向け書籍で84の説話)から猿と小鳥の話が取り上げられています。
昨日の私のブログでの混乱は、お猿に憐れみを持ったからですね!
ここでは、不幸なお猿ではなく、邪なお猿として登場していたのでした
邪なお猿は小鳥に侮辱されたと思って巣を壊すわけです。小鳥が自分の立場を誇っているように見えたのでしょう。
スッキリ
したのは私だけ?でしたらごめんなさい
全ての人を幸福、不幸、有徳、不徳の4つのグループにわけたならば、4つの心構えを備えましょう。ということですね
4つの心構えは友愛(慈)、同情(悲)、欣喜(喜)、無関心(捨)です。
静かな心を感情で乱されないように備えておきたい心構えですね
今日も長くお付きあいいただきまして、ありがとうございました