NPO法人色彩生涯教育協会認定インストラクターの浅香明子です。
先週、都美で開催されているクリムト展に行ってきました。
とても混んでいて20分くらいは待ったかな。
オーストリア人画家で、一番有名なクリムトさん、流石の大人気
私は若いときから、クリムトの描く女性のうっとりとした表情が、なんとも言えず魅力的で好きでした。
ですので、本物が観れたなんて大感動
一番好きな「接吻」は来ていませんでしたが、「女の3世代」「ユディット1」などの代表作数点が来ていて嬉しかった。
ただただ美しくて好きだった絵もクリムトさんの人生を辿ることにより、その絵の背景にあるものが見えてきて驚いたり、考えさせられたり。
美術館は、色々な感情を持たせてくれる場所です。
あと、ウィーンの分離派会館にあるベートーベンフリーズの精巧な複製の再現展示もとても素晴らしくて、まるで現地にいるような感覚になりました。
音声ガイドでは第九が流れていてそれも良い効果でした。
今回の音声ガイドのゲストナレーターは稲垣吾郎さんでしたよ
感情が出過ぎない平坦な感じが逆に落ち着き、聴きやすくて良かった気がします
クリムトさんは、その頃の流行していたジャポニズムにもとても影響を受けていて、平面的な構図や、尾形光琳の波の感じや日本の文様なども作品に取り入れられていました。
また、日本の屏風のように金箔も多用していました。
写真を見るとお家には、日本の芸術品が色々ありました。
日本人として、自国の文化が西洋に影響を与えたというのはとても誇らしいですし、嬉しいことです
そして、バカンスには、オーストリアの避暑地であるザルツカンマーグートに出かけて、美しい風景画をかなり描いていたことを知りました。
風景画の時はキャンバスが正方形です。
点描画のように描いているものや、ゴッホの絵をもっと優しくしたような絵も。
ウィーンの街の工房で描くものと違って、穏やかな絵です。
今回は、その風景画のクリアファイルとポストカードを買ってきましたよ
世紀末ウィーンの混沌とした場所から、避暑地に移ると、心も穏やかになったのかな?
穏やかなグリーンに惹かれた私もお疲れ気味?
木々とお花の風景画、癒されます。
ここは、撮影スポット。
1階のミュージアムショップで
ミュージアムブレンドのコーヒーも購入。
都美では、下町のお店の江戸和紙の製品が売っていたり、地元のお店の応援もされているのに好感が持てます。
そして、観られませんでしたが、接吻のクリアファイルも買っちゃいました。
周りを見るとやはりこのファイルを買っている方が多かったなー。
クリムトさんの描く女性の恍惚の顔、やはり好きです。
イエローゴールドに補色のパープルが入っているのも素敵
行って良かった。