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ローズタウン歯科クリニックのブログ

千葉県新浦安の歯科医院です。
~浦安で世界レベルの最先端歯科医療をあなたに~
おもてなしの心を大切にした、心のふれあう歯科医療をご提供いたします。

セラミックケース4.001

 

銀歯がとれたということで来院された方です。

最近のテレビで歯の金属アレルギ—の話題をご覧になったそうで、金属アレルギ—と脱毛(ハゲ)についてのご質問もありました。

金属アレルギ—が起こす可能性を減らすという意味で金属を使わないというのはとても賢明な選択だと思います。

 

が、

アレルギ—的側面の不安を煽ってセラミック治療を勧めているわけではありません。

 

たしかに、

日本でのみ使われている銀歯の金属(12%金銀パラジウム合金)に含まれる

パラジウムは金属アレルギ—の原因の4番目に登場する金属ではあります。

 

本来使われるべき金属、

すなわち金(ゴールド)の代わりにむし歯の大洪水時代の代替金属として日本独自に開発された合金を、いまでもず~っと保険給付として使っているというものです。

本来の歯科治療に使う金属ではなく、ただちに問題を起すことが証明できないものとして使われているにすぎないのです。

 

まあ、パラジウムを禁止している先進国もあるぐらいですから

問題を起す人がちらほら出てもおかしくはないでしょう。

 

過去のセラミックの投稿をみていただければおわかりになりますが、

アレルギ—よりも大きな問題を起すのは隙間からの虫歯ですね。

漏洩というやつです。

 

さて、本題に入ります。

銀歯が外れてきたという方です。

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歯の内部の治療をやり直し(歯内治療)、グラスファイバーを樹脂と歯根とで接着しています。

これ、グラスファイバーに接着処理を行うというのがめちゃくちゃ大事です!

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型どりの後です。

少し出血しているのは、歯と歯肉の間に細い糸をいれて型を取り、

その糸を外したからです。

 

この処置は歯肉圧排(しにくあっぱい)といいまして通常のシリコンでの型どりの時は必ず行います。

手抜き歯科医院ではやってないでしょうけど。

心配な方は通われている医院のスタッフに聞いてみてくださいね。

 

それでセラミックを作ってきまして、

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表面の接着阻害物質を取り除き、接着処理を行います。

 

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これで完成です。

 

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治療前後で比較してみましょう。

 

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はい、こんな感じです。

 

冒頭でお話した金属アレルギ—ですが、実はこの診断はとても大変です。

金属アレルギ—が疑わしい場合は、すぐに撤去ではありません。

まずは、どの金属の種類が問題かを特定しなければいけません。

なにかしらの症状がでて金属アレルギ—とご自身で判断される方がいらっしゃいますが、皮膚かによるパッチテストをご紹介しています。

それでもわからない場合は金属アレルギ—外来をご紹介しています。

意外と金属アレルギ—の可能性は低いですということもありますので、

過度に恐れることはありませんので、ご安心ください。

 

あと一つだけ知っておいていただきたいのですが、

テレビの情報はそんなに信頼性が高くありませんので、

そんなに信頼しない方がいいんじゃないでしょうか(笑)

 

 

 
 

平日の1日を使いまして講師の先生に西日本から新幹線で来ていただき(それも始発 !)、スタッフ全員で研修をしてきました。

今回は友人の歯科医院のスタッフも合わせて総勢24名 。

 

 

名前を聞けばその分野では有名な先生ですが

今回は伏せておきます。

 

さて、学んだ内容はというと

こどもの歯ならびを悪くしないために歯科でできること。

 

実際には歯並びだけの話ではなく、

姿勢(座る、立つ、寝る)、

舌の使い方と実際のトレーニング方法、

姿勢の舌への影響、

呼吸(鼻と口)の影響、

枕の使い方、

バランスボールの使い方、

胸郭の使い方、

これらのコントロールがうまくいくタイミングとその方法、

顔というのは上記のことが関係しあって作られていく

等、症例を交えて学ぶことができました。

 

歯ならびが乱れはじめているということは、

それなりの原因がありそれをしっかりと読み取り、

乱れた機能を元に戻していくというのが非常に大事です。

 

一般には様子を見ましょうということが多いようですが、

むし歯の管理だけでなく口元や顔が形づくられていく時期には

しっかりと管理をうけていただければと思います。

 

1歳半健診、3歳児健診、幼児期、小学校低学年、中学年、高学年、中学生と

それぞれの時期で診るポイントが変化して行きます。

 

むし歯になってから初めて歯科医院に連れていく文化の中では、

きれいな顔に育成するチャンスを逃してしまいます。

 

集中力を持続させるような姿勢や、椅子の設定、

睡眠の質を高めるための枕、呼吸法、

これらのことをしっかりと管理して育成することで

きれいな顔、そして歯ならびが得られるものだと確信した一日でした。

 

育成のための装置には、プラスティックとワイヤーを用いたものや、ねじ式のもの、バネのものから、シリコン系のT4Kやマイオブレイス、プレオルソ、ムーシールド、マルチファミリーなどいろんな装置があります。

装着すればある程度までは治りますが、それ以上の効果を出すには装着するだけではいけませんよということですネ。

こどもの顔をきれいにしていきたいという方にお伝えしていきたいと思います。

 

いずれにしても先手必勝です。

歯がゆがんでいるということは顔がしっかりと成長していませんよ!

ということです^ ^

 
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なんとなく痛みがあり、1本だけ歯が変色していて気になるということで来院されました。

 

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確かに周りの歯に比べると1本だけ暗く感じます。

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拡大してみるとこんな感じです。

 

裏側から見てもむし歯はなく、過去に治療した跡も見当たりません。

 

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おそらく中の神経や血管が機能しなくなっている、

かんたんにいうと腐っている可能性があります。

 

麻酔をせずに裏側に穴をあけてみるとやはり中が汚れています。

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神経や血管の面影すらありません。

 

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まずは歯の内部をきれいに洗浄し(歯内療法)、症状が落ち着くのを待ちます。

 

幸い、治療後に症状が落ち着きました。

 

この歯は、変色を戻すために漂白を行いました。

歯の裏側の漂白剤をいれるスペースがこちらです。

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さて、その結果どうなったでしょうか。

今回は1度の漂白で良い結果が出たようです。

 

いかがでしょうか?

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元は1本だけ暗かったのですが、今は周りと同程度の明るさを取り戻しています。

拡大してみます。

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前後の比較です。

 

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条件が整えば、セラミックをもちいなくてもこのような回復が可能になります。

ちなみに、穴をあけた部分はグラスファイバーを樹脂で接着して補強していますので

折れる心配は少ないと考えています。

 

 
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たまにあるケースです。

歯がしみるということで来院され、深いむし歯が発見されました。

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上の奥歯の外がわに大きなむし歯(う窩)があります。

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入口の大きさから推定すると、中での広がりはこれぐらいあると予測して治療します。

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早速、軟化した部分をとっていきますと中から出血してきました。

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出血したということは、中の神経や血管が露出しましたよということです。

さあ、大変です。

ここで大きな分かれ道が来ます。

 

神経を温存するか、

神経を抜くか。

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今回は、条件が整ったので神経を温存する処置をすることになりました。

 

MTAセメントを使い封鎖していきます。

今のところ、漏洩を防ぐにはこの素材を使うことがお勧めです。

 

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MTAセメントの上を別の素材で封鎖して経過をみます。

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一連の流れはこんな感じです。

 

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さあ、これで神経を温存するためのできる限りの処置は行いました。

翌日の状態では、しみるのはおさまっているとのことです。

あとは4ヶ月ほど経過をみて問題なければセラミックによる接着最終修復に入ります。

 

もし、ここで神経を取る処置をしていたら次のようなことを抱え込む可能性があります。

・複雑な根の形をしていて、治療が難しい。そのため再治療を繰り返す可能性がある。
・根にひびが入り割れる可能性がある

・割れた場合は抜歯になり、着脱式義歯やインプラントを視野にいれないといけなくなる

 

温存できるものは温存したいですよね。

しかし、すでに強い症状が出ている場合は手遅れで、この治療はできません。

 

手遅れになってからの来院をお勧めしないのはこのような理由があるのです。

先手を打つのでしたら、定期的な健診とメインテナンスが欠かせません。

もし、何も手入れをしていなければ、歯がなくなるまで問題が起こり続けるでしょう。

いえ、歯がなくなってからも人工物が壊れるなどの問題を抱え込みます。

何が賢明なのかよーくお考えくださいネ!

 

今のところ、MTAセメントは保険給付されませんので自費治療になりますが、

できる限り歯を温存する治療を選択されることをお勧めしています。
 

初日に引き続きパート2です。

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印象深かったのは午後のセッション、

通法の歯内治療で治らないケースの原因の考察や対応策(外科的歯内療法)についてでした。

 

かいつまんで簡単にご説明しますと、

歯内療法だけで治らないケースがある。

その外科的な対応策にも限界がある。

特に歯が割れる、ひびが入るとかなり厳しい状況になってしまう。

つまり抜歯になる。

 

抜歯になったとしたら、インプラントでの対応となるが、

インプラント治療を少しでも有効にすすめるために

抜歯適応の歯に最後の仕事をしてもらえる方法がある。

 

歯内療法専門医の立場からしても、歯内療法(神経を抜く治療方法)は

非常に難しい。

 

こんな感じでした。

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講演を聞きながら考えたことがいくつかあります。

 

痛くなったら歯医者に行くという方が依然として多いのですが、

これがなにを意味するのかお分かりでしょうか?

神経を取り除く治療(実際には感染した領域の除去する感染除去治療)を受ける可能性が高いということです。

神経をとる治療(歯内療法)は非常に難しく(簡単そうにやっているのは知らないだけです)、ラバーダムを行い、顕微鏡下でしっかりと時間をかけた上で治療が必要です。

しかし、どんなにがんばって治療をしても感染の問題が再燃したり、

根にひびが入ってしまい歯を喪失することがあります。

つまり、できる限り神経を取る処置まで進行させないことが大事だということです。

このようにしないためには、早い段階で歯を守っていく必要があります。

 

歯周病治療で行う歯石取りにしても考えを改めていただきたい部分があります。

歯石をガリガリと取ってもらうと実感としては非常にきれいになった気持ちになる方がいらっしゃると思いますが、歯の表面を不必要に削っている場合が少なくありません(これは最初の基本的教育で習いますのでしょうがないです)。

どのようにしたらいいのか?といいますと、歯の表面を傷つけないようにする道具を使うというこす。

つまり、超音波スケーラーのみならず細菌の固まり(バイオフィルム)を取り除くためのエアーフローという高圧洗浄機を用いるという方法です。

当院においてほとんどガリガリとやっていないのは、歯を守るためのクリーニングというコンセプトが入っているためなんです。

 

痛くなってからでは遅いですよ、ということです。

全てが後手後手に回りますから大変です。

最初は後手かもしれませんが、ぜひとも先手を打てるところまでサポートしますので

ご相談いただけたらと思います。